ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

レビュー:「起きてから寝るまで中国語フレーズ口慣らし練習帳」

最近、「起きてから寝るまで中国語フレーズ口慣らし練習帳」をやってます。 

起きてから寝るまで中国語フレーズ口慣らし練習帳

起きてから寝るまで中国語フレーズ口慣らし練習帳

 

 おおむね本に書いてあるとおり、
1.内容を理解
2.音読5回
3.ピンインを漢字に直す練習
4.日本語を聞いて空欄を埋める練習
5.日本語から中国語に翻訳

という手順を踏んでます。
違うのは、私は2はリピーティングだし、5回じゃなくて15回やって、3はピンイン読むのが面倒なので、音を聞いて直接全文を書き出してるけど。
5の翻訳練習が辛いです。暗記してる訳ではないので、日本語から自分で直訳しようとしてしまうし、例えば、本では「我饿死了」と書いてあって、自分が「饿死我了」とした場合、これを間違いとするか、そのままでいいとするか、ちょっと悩ましかったりする。。

しかし、ところどころ本の内容に「ん??」と思ってしまう部分もあって、最近ちょっと萎え気味。
例えば、「太好了」という言葉があちこちに出てきたり。そんなの1回でいいよね。
内容的に、お話が進んでいく訳ではなくて、一文一文が完結しているので、何度も同じ言葉を練習させる必要がないと思う。

後は、ちょっとこの本の中国語は怪しい。
例えば「味噌汁」の中国語としては「酱汤」と書いてあるんだけど、私の周りの中国人はみんなそのままの中国語読みで「味增汤」と言うので、敢えて友達の一人に「酱汤って分かる?」って聞いてみた。そしたら、「大酱汤って韓国のスープだよ。酱汤が味噌汁?は?違うよ」だそうで。。。ネットでも調べてくれたけど、やっぱり、韓国のスープが出てくる。ただし、小学館の辞書でも、「酱汤=日本の味噌汁」となっているので、言葉が変わったのかも。。
→補足。その後別の中国人からの情報。
「元々正確な中国語としてはやはり酱汤である。ただ、味噌汁という字をそのまま置き換えて(噌→增 こちらの方が馴染みやすいから)味增汤と言う人が増えた。」だそうです。

しかも、やたら味噌汁を使った文が出てくるんだけど、一体何を想定してこんな文章を入れてるんだろう・・・??中国の生活だったら、必要ないよね?味噌汁。。。
誰がどういう状況で話してるんだ、と思ってしまう。・・・まぁ心のつぶやきだから、いいのか???
後は、「嫁にトイレ掃除するように言わなきゃ」とか。。自分でやらないあたり、亭主関白なのか??こんな人嫌だなぁ、とか余計な事を考えてしまう。
本当に余計なお世話だが、作者の思想にもやっとする。
・・・いや、まぁ、教科書を読んでもやっとするのはいつものことだった。

後はCDの声も微妙。
始めた当初は、付属の中国語の音声、感情がこもってるし聞きやすいと思ってたんだけど、繰り返し聞くには、感情がこもりすぎててうざい事に気づいてしまった!!!なんという事でしょう・・・。(日本語はたまに聞くだけなので、評価から除外。意味が分かれば良いということで。)
それに、発音も少し速すぎる。聞き取れるし、「実際はもっと早い」とか言われたらそうなんだけど、自分が同じ速さで発音すると発音が崩れるし、感情を込めすぎて早口になってる部分とか、四声が若干崩れてる部分も多いし、教材としてどうなん?と思ってしまう。
それに比べると、やはり北京语言大学の教材のスピードコントロールとかすごい。
入門~上級まで、きっちりスピードがコントロールしてあって、一流だなぁと思わせられる。(読み手にも寄るけどね。。。一人、「間」でスピードコントロールする人もいる)
結局のところ、私は「感情を込めて読んでる文章」が嫌いなんだと気づいてしまった!!!
一回だけならいいんだけど、聞く回数が半端ないからなぁ・・・。無駄に盛り上がられるとイライラしてくるのよね。

ということで、日常的な動作や感情表現を増やそうと思ってこの本を始めたけど、なんだかいろいろと微妙なので、なるべく軽めに切り上げたいと思います。(軽め=ドリル全部やってリピーティングと音読で15回ぐらい。敢えてそれ以上は回さない方向で)

 

ちなみに、この本よりも、むしろこっちの方が良かったんじゃ?と最近気づいたのがこちら↓

仕事と生活の中国語表現集―出張・会社訪問・滞在生活はこれ一冊でOK (CD BOOK)

仕事と生活の中国語表現集―出張・会社訪問・滞在生活はこれ一冊でOK (CD BOOK)

 

これも積ん読でずっと放置してた本だけど、こっちから始めた方が良かったかも・・・。次はこれやろ。