ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

HSK5級受験記

HSK5級の試験終わりました!
行って初めて分かった事もあるので、忘れないうちに感想。

■試験開始前

私が受けたのは、上海市内では自宅から一番近い、語学学校が会場になっている試験場。
受験票に「30分前には会場に着いて待っているように」という指示書きがあったので、開始33分前の12時57分に到着。(あぶねーあぶねー。あまりにいい天気だったので、ついつい洗濯とか始めてしまい、ギリギリになってしまった。。スクーターで10分以内の超近距離に会場があったのでこんな悠長にやってるが、これがもし日本の実家なら、隣の県まで2時間以上掛けて行かないといけないところだ)

どうやら会場周辺は韓国人街みたいで、語学学校の表示がハングルばかり。さっぱり訳が分からないが「HSK試験場」という表示はあるし、会場には違いない。

f:id:liangmei:20171028220933j:plain  f:id:liangmei:20171028221257j:plain

けど、受付に人がいる訳でもなく、所在なく受験生らしき数人が待っているだけ。
どうしようかと思いつつ携帯をいじりながらぼーっと待っていると、試験20分前ぐらいからやっと先生と思しき人が現れ、他の人に何やら紙(受験票と思われる)を渡したりしている。
私は何も聞かれず、「ここの教室で待ってて」と言われて、またしてもぼやーっと待ってたら1時15分ぐらいにやっと会場に連れて行ってもらえた。
(このあたりで携帯の電源を切るように言われる。)

■試験会場で

今日私と同じ会場での受験生は全部で6~7人。事前に席が決まっていて、先生は私の受験票もパスポートも確認せず、顔を見ただけで「あなたは6番の机ね」と言うので、6番に座ると、ちゃんと私の名前とパソコン操作用のパスワード等を書いたメモが用意されていた。・・・なんですか、顔パスですか。(もしかしたら、他の人はみんなここの生徒とか関係者だったのかな?でないと流石に名前ぐらい聞くと思う)
ちなみに私が今回受けた試験は、紙での試験ではなく、パソコンを使っての「网络考试」。この日はパソコンでの試験だけの日だったけど、日によっては、パソコン受験と紙での受験が選べるみたい。

受験時は不思議だったんだけど、人によってクリックしている回数が明らかに違っていたので、5級を受けたのは、私ともう一人の男の子だけだったんじゃないかなぁ。確証はないけど、試験前に受付で待ってた数人は全員同じ部屋に入れられたし、多分1,3,5級の同時試験だったんじゃないかな?
・・・と思っていたけど、ちょっと待てよ・・・。みんな私と同じく最後まで会場にいたから、もしかして全員5級?????(1級とか3級って、試験時間もっと短くないっけ???確か)
でもそれにしては、クリック音とかキーボードの音が、一人の男の子以外からは聞こえなかったんだけど。うーむ。謎です。また結果が発表されたら分かるかも。
(結果発表後は、全国の平均点の他に、会場の平均点とかも見れるみたいなので、多分人数とかも表示されるんじゃないかな??知らんけど。。)
ちなみに、全体での男女比は半々ぐらい。

■パソコン操作

選択問題はおそらくワンクリックで楽だろうとは思ってたけど、听力の問題が事前に見れるかどうかなど、ちょっと分からなかった事も多くて、どうなんだろうと若干心配な部分もあったんだけど、想像以上によくできた試験だった。
試験開始の10分前ぐらいから、担当官によるパソコンの操作説明が始まったんだけど、担当官の説明も懇切丁寧で分かりやすかったし、画面上の言語も何種類も選べるようになっていて(多分6種類ぐらいあった気がする。)中国語、英語以外に日本語もあったので、私は日本語を選んでみた。
事前に机の上においてあった、ログインIDとパスワードを打ち込んだら、その時点で名前、パスポート情報などが表示されるので、自分では「進む」というボタンをクリックする程度。
リスニング用のイヤホンも、事前に「まずは70%ぐらいに調整して下さい。これは大きめの音量になりますが、最初に小さめで聞こえないと困るので。あとから試験中もこのイヤホン側のスイッチで調整できますから」との説明。
ちなみに、私が数日前からちょっと心配していたのは、機材の不調。絶対ありえるでしょ。もしそれで時間を取られたりしたら集中も切れるし嫌だなぁと結構不安だったんだけど、私の機材に関しては完璧で、全く問題なかった。
(でもやはりというか、一人の女の子のイヤホンがどうも不調だったらしく、始まってすぐに交換されていた。予想通り過ぎる・・・。まだ試験自体は始まったばかりで、「皆さんこんにちは」ぐらいの時だったと思うから支障はないとは思うけど、絶対気持ち的に焦っただろうし、ああいうのはアンラッキーとしか言い様がない。)

■開始1分前

これは完全に予想してなかったんだけど、なんと、事前にリスニング問題の事前確認が許されていた!!「1分前になるとリスニング問題が見れますからねー。自動的に始まります」と言う説明で、これにはびっくりしたけど、すごく良かった!
1分しかないので、とりあえず数字を選択する問題があるかどうかだけ、ざーっと確認。(たまに、年代とか数字とかを覚える必要のある問題があるから)

■試験開始

試験開始は、特に自分で何も操作する事もなく、これまた自動でスタート。
リスニング中も、先の問題を見たり、終わった問題の回答を修正したりとか、操作は自由だったので、紙試験と比べてかなり公平にできていると思った。

■私が個人的に思う紙受験とパソコン受験の差
総じて、パソコン受験はかなりいいです。特にリスニングは良い。マークシートを塗りつぶすのはそこそこ時間を食うと思うので、それだけでも大分時間的な余裕ができるように思うし、ヘッドホンの音量も自分の好きなように調節できる。
作文も断然早い。タイピングが早くて、ピンインを打ち慣れてる人なら、絶対パソコン受験がいいと思う。ちなみに、输入法もウインドウズ標準のIMEとかじゃなく私が普段使っている搜狗のが入っていた!(きちんと確認した訳じゃなく見た目的な判断だけど、多分合ってると思う。)変換とか楽々で、内容だけに集中する事ができてすごく良かった。
語句の並び替え問題も、ドラッグで勝手に並んでくれるので、すごく考えやすいし、修正も超楽ちん。

・・・が、デメリットもいくつかある。
1.メモができないので、完全に暗記しないと行けない。
もーしかしたら、筆記用具やメモ用の紙をおいてもいいのかもしれないが、そういう質問をした人がいなかったため、分からない。

2.読解問題がとにかく読みにくい。
阅读に関しては、横書きでそれなりの長文が表示されるんだけど、その、行間が異様にせまくて、縦にでも横にでも読めるようなぐらいの間隔で漢字がひたすら並んでいるため、とにかく読みにくい!!!読んでると目がチカチカしてくる感じ!
私は、最初の数問は全く文章が頭に入って来ず、何度も読み直す羽目になり、これはもしかして時間が足りなくなるのでは、と焦った。(途中から慣れてきたのか読めるようになってきて、最終的にはいつも通り15分余った)

3.穴埋めが意外とやりにくい
問題分と選択肢がすごく離れている時があり(1つの長文に4つの設問がある時など)、何度もスクロールして、上の方の問題を見たり、下の方の選択肢を見たり、というのを繰り返さないといけない時がある。

この、2と3の問題は、結構ストレスだった。試験中に「次に受ける時は、やっぱり紙受験の方がいいかな?」と考えたぐらい。
けど、多分、次に6級を受ける時、やっぱり私はパソコン受験を選択すると思う。作文に対しての圧倒的な優位が大きい。
でもこれは人に寄るんだろうなぁ・・・。日本人で、読み書きを主とした勉強をしてる人なら、逆に漢字は書けるけど、ピンインが分からない、という事も起きるのかもだし。知らんけど。
 
■試験の内容について
さて肝心の試験内容ですが、難易度としては、ほぼ完全に過去問集の難易度と一致していたと思う。
ネットでいろいろと怪しげな情報(PC受験の方が難しい、とか、模擬試験集に比べて難しい、とか)を見て邪推してたんだけど、理不尽な問題もなかったし、すごくまともでした。
これなら多分、過去問をやった時と同じぐらいの割合で正答してると思う。
過去問集ででてきた問題もなんと5問ぐらい見かけたので、過去問はほんと、やる意味があるなぁと思った。(なんせ、以前やって間違えた問題が今回出たからなぁ・・・ラッキー来たぜ)
6級も買わねばな。
 
今の時点ではこんなところですが、成績が発表されたら、また結果を書きたいと思います。