ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

迪士尼 流利阅读《冰雪奇缘》(「アナ雪」絵本) レビュー

ぐりとぐらの合間に、実は子供向けアナ雪絵本を読んでいたのですが、読み終わったのでレビュー。 

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おすすめ度 ★★★★★
ストーリーの面白さ ★★★★☆
おすすめレベル 初中級~中級
ページ数 86P
文字数 80000(と本には記載されていたけど、多分嘘。86Pしかないし、全然文字がないページもあるし。同じシリーズの他の本と比べたところそちらにも80000と書いてあったので、多分適当)

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これは、中国の子供向けに、レベル別読み物としてディズニーアニメシリーズ本が出版されていて、その中の一冊。

・・・まずは、あれだけ大流行したのに、内容を全ッ然知らなかった自分が驚き!(-_-;)
ていうか、これっていわゆる「雪の女王」の話??別物?もう全然分からん。
自分では、どっかの子供が「雪の女王」を探しに行く話だと思っていたんですけれども。
「アナ」という名前は知ってたけど(だって「アナ雪」だし)、アナはてっきりそこらの田舎っぺだと思ってたら、なんと姫様だったとは!(何故そう思い込んだ??服の色合い??それか、イメージの中の「雪の女王」と混じった??)
巷の映像やら画像では雪の女王の姿ばっかりだし、アナがこんな重要人物だったなんて思いもしなかったわ、ほんと。
もう一度雪の女王について調べねば・・・。

ところで外国人学習用としてどうかというと、多読用としてはすごく良いです!話も面白いし絵も綺麗だし。贅沢を言うなら、描いた絵じゃなくて、本物の映画の場面を使っている絵本が欲しいところです。(今度探そう)

ただ、見開きいっぱいに色が載ってしまっているページが多く、書き込みはできるけど見にくいので、 線を引いたり意味をメモしたりしたい人には使いにくいかも。(>_<) 私はゴリ押しで書いてるけど。

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ところで、このシリーズ全体のレベル分けはこんな感じ。
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この本は上から3番め流利阅读の1級で、中国の小学2年生レベルに当たるようですが、相当難しい単語が出てきます。中国の小学生は1~2年でこんな単語を知ってると思うとビビります。

実は、この本の巻末に付録として、新出文字とこのレベルで使われている漢字一覧表が付いてるんですが、こんな感じ。(クリックで拡大します)f:id:liangmei:20171223134056j:image

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マジか!!(゚Д゚) と。
多分、日本の一二年生レベルとは比べものになりません。(と思うんだけど、そうでもないんだろうか?どうなの??)

単語の難易度は、このシリーズの1級で1500レベルだけど、外国人の勉強している1500とはかなり範囲が違う感じ。比較してみると、外国人の学習は、少し概念的な方向に偏ってるかも。中国語で交流することと自分の意見を言う事がとりあえずの目標になるから??
後は、数の基準も違いますな。
外国人が学習する際の目安は(HSK4級で「1200」など)は、確か単語数で計算するけど、中国の子供向けのレベル分けは漢字数で設定されているようなので、単語レベルでいうともっと多い筈。
単語なんて日常生活でいくらでも覚えるでしょ?って事なのか。そりゃそうか。我々も日本語の単語なんて勉強してない気もするし。

そんな感じですが、結論としてはかなりおすすめ。やっぱ教科書より楽しいわ。ディズニーなので、お話も間違いなくしっかりできてるし。
流し読みしてみてもいいし、中級ぐらいで知らない単語をもっと増やしたい人も使えそう。日本人学習者なら初中級レベル以上ぐらいが対象かな。初級だとちょっと読んでて辛いかも。
ただ、若干文脈が不自然になっているところがあるので(子供向けにするために端折り過ぎた?)、もうちょっと想定読者レベルが高めの本があったら、また読んでみたいなぁとも思ったりします。(だがそうすると、必然的に単語レベルがもっと上がるんだけど。。)
ディズニー系は、同じお話でもいろんなレベルで本が出てるようなので、またいろいろ探してみる予定!楽しみ楽しみ!


・・・そして、姪っ子の塗り絵用に、お姫様を描く練習もせねば。。。前回アナ雪をテーマに出されて惨敗したから(-_-) ディズニー独特の眉を寄せた絵を描いたら、4歳の姪に「意地悪そう・・・」とつぶやかれた私であった。 
(妹は慣れたもんで、手早く可愛いシンデレラを描いていて、「可愛い可愛い!」言われていた。くそー!悔しいんだよ)