ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

紅楼夢のこと2

紅楼夢にはまっております。
もっとちゃんとしたバージョンを読みたいなぁと思って、ネットで紅楼夢の事をいろいろ調べていたら、こういうページに出くわした。

白話文訓読訳の傑作 -平岡龍城訳『紅楼夢』- 日本漢文の世界 kambun.jp

「白話文の訓読訳とはなんぞや???」と思いながら見てみると、私の好きなシーンが原文と並べて日本語化(訓読訳)してある!

「たいさんどこにゆきなさる」

・・・・・・・(´・ω・`)
あぁそうなるのか・・・。

「この訓読はまさに名人芸です」と書いてあるが。
いや、うん。
うーん。。。うーんんんん。
中国語が多少なりとも読めて良かった!とこれほど思った事はない。
大正時代だからこうなったのか、訓読訳(よく分からないけど)だとこうなるのか??
大正ロマンの香りはするが。
けどなぁ、「妹妹往哪里去,怎么又哭了」が、「たいさんどこにゆきなさる、してまたなんでなきます」だよ。
日本語の方がむずいがな。(-_-) 
この軽い中国語が、えらい重々しくなったもんだなぁ。
黛玉は「たいさん」か。うーむ。
まぁ、「妹妹」って確かに訳しにくい言葉だよな。そうなるのも分かるっちゃ分かる。「妹ちゃん」と呼びかける訳にもいかないし。日本語だと、柔らかくしても「黛ちゃん」までか。

それにしても、このページに載ってる中国語、多分何百年か前の原作のままだと思うんだけど、意外な事に、まぁまぁ普通に読める。繁体字なことはさておき。
いや、私が古典的表現に気付いてなくて、わからない表現を読み飛ばしてるんだとは思うんだけど。
原文を読める日はかなり遠いだろうと思ってるんだけど、意外と読めたりして。
元がちゃんとした小説だからか、ディズニーより断然面白くて、きちんとした物を読んでみたいんだよな。

日本語訳は、きっと違和感があるんだろうなぁと思う。中国語よりももちろん簡単に理解はできるだろうけど。
外国語に原作のニュアンスをどこまで残せるか??
「妹妹往哪里去,怎么又哭了」これだけ読むと、私の脳内は超かるかるで、「黛玉どこにいくんだい?なんでまた泣いてるの」ぐらいの感じなんだけど、出版されている本は、こんな訳ではないんだろうなぁ。
日本語にしようとするとどうしても敬語問題が出てくるからなぁ。
読みたいけど読みたくないような。。(-_-)

私ならどう訳すかなぁ。
女の子たちと話す宝玉に、敬語を使わせるかどうか悩む。
「黛玉どこに行くんです?なんでまた泣いてるんです?」
「黛玉どこに行くんだい?なんでまた泣いてるの」
「黛ちゃんどこ行くん?なんでまた泣いてるん」
どれがいい?
つか、「どこに行くんだい?」ってこんな日本語使う人、現代日本にいるの?私の人生では「だい」なんてとんとお目にかかったことがないが、首都圏にはいるんだろうか(笑)
4番目が私にとっては一番リアルだが、これもちょっと世間は受け入れられにくいだろうなぁ・・・。

・・・何を悩んでるんですかね私は。人生の無駄遣いだなぁ。苦笑

やっぱ、もっと勉強して、いつか中国語で読むかな。
いやいや、もっともっと勉強して、いつか関西弁訳版を出版するかな。へへ。関西弁絶対可愛いわ。宝玉に合うと思う。

 

・・・落ち着け私。まだ語数制限版も読み終わってませんから。