ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

レベルアップ中国語を聞いてみました。

レベルアップ中国語を聞いてみました。
面白いです!発音の詳し〜〜いことやってます。
(今日2019/01/13現在、ストリーミングで聴けるのは12月31日から1月4日までの5回分)
面白すぎて本も買ってしまいました。(すぐに見たかったので私は電子書籍版)

NHKラジオ レベルアップ中国語 2018年 10 月号 [雑誌]

NHKラジオ レベルアップ中国語 2018年 10 月号 [雑誌]

 

なんか中国語超初心者の頃の疑問が解決する感じ!

例えばね、「今天天气好」。最初の三文字って全部第1声でしょ?でも実際にこの一文を口に出すと、その中にもさらに高低がある。
もう一つの例、「明白了」。「了」が付いた瞬間に「明白」だけの時とは音が変わる。「白」と「了」がどちらも軽声なのはいいけど、「白」と「了」の間にも音の差がある。私の知り合いで言うなら、白は軽い第4声のように発音する人が多い。私も今はそのように言う。でも、白は本来第2声なので、第4声になってしまったらまるっきり逆なのでは???と1年目の頃は甚だ疑問だったのです。(なので、無理やり第2声で発音してみたり(すげー気持ち悪いんだけどさ)まぁいろいろ試してたわけ)

・・・上の2つの例はこの講座に出てきた例文ではなくて私が昔疑問に思ってた内容をとりあえず上げてみたんだけど、この講座ではこういう変化がなぜ起こるのかという解説を、一つ一つの組み合わせについて詳しく説明していて、本当に面白くて、目からウロコなのです。
(ちなみに「明白了」と同じタイプは、「2声+軽声+軽声」ということで「来不得」などが例として挙げられていました。)
もしあの頃にこの講座に出会っていたら、もっと気持ちよく練習できただろうなぁ。。

ただ、発音とはいっても、本を見る限り、音の高低だけを3ヶ月間やっていたみたいで、個々の発音の仕方については入ってないのが少し残念。少し探してみた限りですが、担当の呉先生の著作も声調に特化した本のようなので、どうやら声調がご専門のようです。

余談ですが、呉先生の発音はめちゃくちゃ美しいです!まさに中国語で言うところの「很标准」!
NHKの講座って、例文を読んでくれる中国人はアナウンサー上がりとかでうまいのが当たり前なんだけど、メインの講師の先生の発音はカタカナに毛が生えた程度のことも多い中(うわ来たよ!上から目線)、呉先生は惚れ惚れするような発音で、到底ただの中国人講師とは思われず、「何者?!」と思って調べてしまったわ。
NHKのテキスト内の紹介では「〇〇大学アナウンサー学部卒」としか書いてなかったけど、どうやら元アナウンサーで中国語音声学が専門ということらしい。どおりで!しかもネット上でどなたかが書いてたんだけど、「中国語学習者なら誰でも一度は聞いたことのある名前」らしい。(すみませんモグリで。。。)
日本中国語検定協会の発音講座講師らしいけど、一般人でもどこかで講座受けれるのかなぁ。ちょっと調べてみようかしら。
NHKも、声調だけじゃない、もっと本格的に個々の発音を説明する講座をやってくれればいいのになぁ。(「an」は案内のアン、「ang」は案外のアンとかいう説明には、ホントうんざりなんだよね。これを最初に言い出した人って耳が悪いんじゃないかと思ってしまうわ・・・おっと毒が)

あ、ちなみに、日本にいる人は、中国人なら誰でも中国語をうまく発音できると思うかもしれないけど、中国で、標準的な発音で話せる人って相当少ないからね。南半分は、発音を聞けばその人の教育レベルがわかるぐらいにはグダッとしてるし、北京とかは舌巻きすぎててこれまた標準とは言い難いし。

これまた全然余談だけど、中国では、幼稚園や小学校の教師も中国語の口語の試験で合格しないと先生になれないらしいよ。つまり一般人よりは中国語の発音がうまくないと先生になれないということだよ。で、小学校と幼稚園では、幼稚園の方が必要な点数が上らしい。
正確な数字ではないけど、イメージ的にはこんな感じ。
アナウンサー 90点以上合格
幼稚園の先生 85点以上合格
小学校の先生 80点以上合格
中学校の先生 もっと下
数字は仮で、あくまでイメージね。アナウンサーが専門の訓練をするのは当然としても、中国政府的には、幼少期の発音教育には力を入れてる、ということでしょうねぇ。
この話を教えてくれた友達はもと幼稚園の先生で、自分は87点だか89点だかって言ってた。・・・言われてみると、その子の話は確かに聞き取りやすかった。(ただし、ネット用語や上海語や四字熟語を容赦なく織り交ぜてくるので、そういう意味で私には辛かったけど。)
別の友だちの話でも、中学に上がった時に先生の発音が訛りすぎてて生徒はみんな笑ってた、と聞いた事がある。(でもそのうちそれに慣れちゃって、自分の発音もどんどん下手になった、だそうで。。)

まぁそんな感じで話はいつも通りそれまくってますが、とにかく呉先生の発音は美しいです。

とここまで熱く語っておいて何ですが、実は残念なお知らせがあります。
実は、今聞けるストリーミングの5回分って前期の最後の1週なのね。つまり、ネットで聴けるのは明日までで、来週月曜から違うシリーズになるということです。^^;
・・・。だいぶ気合を入れて書いた記事なのに、情報としての命がこの短さ。うへぇ。。。
月曜以降にこの文を読んで興味を持った人は、・・・NHKのアプリを入れて音源を購入するか、再放送を待つか、かなぁ。。
そして、なんで私我慢できずに本買ったんだよ、と思わなくもないけど(来週からの内容、つまり今週ラジオで放送してる内容は入ってないという・・・)、きっとまた再放送される日もあるだろうし、電子書籍だから腐らないし、また明日もう一度しっかり聞いた後は再放送を待ちたいと思います。
いやさぁ、このシリーズ、CDが出てないのよ。アプリで買えるんだけど、NHKのアプリでしか再生できないし、音源もそこそこ高い(1ヶ月分が980円とかなので、3ヶ月分で3千円程かかる。。。)ので、買ってまではなーと思ってしまう。発音全般がこの精度で入ってるなら買いかもだけど、声調だけだしな・・・。

来週以降の内容は、また聞いてみてレビューしますー。