ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

面接の話

なんか今度会社で面接官やる事になったんですけど!なんなんですかね???
私まだ試用期間中で、いつ切られるかとかビクついてる(そうでもないけど)身なんですけど。。

先々週とある会議に召集されて、やたら名前を言われたり意見聞かれてるなーと思ってたら(ひとごとや)、なんかチッコイけど一部門のリーダーを任されていて、「全権を預ける。必要なら人材募集かけていい。」とか言われた。ぶっ。全権て。。。いやいや、試用期間中のガイジンな、私。

中国語だとどうしても理解が追いつくのが遅くて反応が鈍く、「ははぁ、分かりました。んじゃ、とにかくこうこうこういう人材がとりあえず必要ですんでー」ともわーっと言っておいたが、さすがな中国のスピードで、その会議の一週間後には正式に募集がスタートし、うちの方で手を回して前の会社の同僚から紹介してもらった人も今週面接に来るという、いつも通りのゲキハヤな展開。

んでもって、社内メールで「来週誰々の面接ありまっせ。あんさん参加しなさるか?」的な召喚メールが2通届いた。

いつも何でも(仕事、政治から、バナナをなぜ食べるのか、まで)相談に乗ってくれる隣の席の同僚がちょうどいなかったので、「ナンジャコリャー」と思いつつ、「これは仕事って事ですよね?」ととりあえずOKのボタンを押しておいたんだけど、「いいんですかね?わたくしで?」と言う気持ちを拭えない。。

とりあえず実力はもう作品を見て分かってるから、後は人柄がまともであればそれで良いのだ。いや、まともと言うか、普通であればそれでいい。
なので、「仕事についてどうおもいますかー」とか興味全然ない。
それよりも聞きたいのは、「以前働いていた会社が何軒も潰れていますねー。関わったプロジェクトもだめになった物が多いですねー。これに関してどう思いますか?」とすごくすごく聞きたい!!いやまじで!(本当にそういう経歴の人が来る・・・。)
でもそれを同僚に言ったら「それはだめ。遠慮して」と言われた。ショボーン。。。(。・ω・。)
なぜダメなのだ。圧迫面接とやらになるんだろうか。私ダメ人間だからなー、自分の方が立場が強いとなると、ヘラヘラしながら恐ろしいことを平気で言いそうな気がするなぁ。人間的な優しさがないからなぁ。

ってなんの話や。面接な、面接。

問題は中国語な訳ですよ。(本当は私の人柄が問題なわけだが、もうそこは仕方がないのでおいておく)

おかしい!ついこの間自分が受ける面接の中国語で悩んでいたはずなのに!面接官側の中国語で悩む日が来るとは!
少しは勉強しておかないと格好が付かないかなぁ。って、もう明日なんですけど。
通訳を連れて行くかなぁ。。

 

・・・というところまで書いたところで下書きのまま放置してしまい、実は面接はすっかり終了しております、わはははは。

ころっと態度を変えるようで申し訳ないが、面白いわー面接!私、面接官に向いてるんじゃなかろうか?(自分が楽しい、という意味において)

いやー、私もともと人間観察が趣味なんだよねー。観察して分析するの、めっちゃ楽しい!!

でもこれをウハウハしながら同僚に話したら、「数が多くなればどうでもよくなるよ」と言われた。。ショボーン(。・ω・。) その同僚が今までに面接した人は200人を超えるらしい。。私も100人ぐらい面接したらダルくなるんだろうか???

ま、ただ、評価を書くのはめんどくさい。各項目についての点数制で、そこは5段階から選ぶだけだからいいんだけど、一言コメントみたいなのを書くのが難しい。私が書くと中国語が正しくない挙げ句、超絶毒舌になるから、どの程度書くかすごく迷う。(結局通訳ちゃんにかなり直してもらった)

しかし、面接する人はこういう事を見てたのかぁと、惑わずを超えて今更見えたものがあったりしたよ。

「作品で能力は十分分かるから面接では人柄を見るだけ。普通の人ならそれでいい。仕事に対してどう思ってるかは関係ない」と思っていたのに、やっぱりいろいろと聞きたくなるんだよね。
仕事に対するモチベーションが足りない感じだと、「金さえもらえば何でもいいのかよ」とか思ってしまったり。。。いや、そりゃ結局金なんだけどさ・・・。なんかこう、体裁だけでも整えればいいのに・・・。(すぐにバレるかもだが)

「結局何がやりたいんだよこいつ」って、自分の事を完全に棚上げして思ってみたり。。
「うわー、こいつ採ったら、将来こういう件で揉めるんだろうなー」とか(笑)

中国語に関しては、やはり公平を期すために通訳にも参加してもらったんだけど、答えがグダグダ過ぎて通訳スタッフが通訳できなかったり、
私 「これって全然質問に答えてないよね?」
通訳 「そうですねぇ」
私 「私の理解ではこうこうこうなんで、話が矛盾してると思うんだけど、どう?」
通訳 「ヨシコさんは正しく理解してます」
とかw
多いのは、話を最後まで聞かない人。
私の中国語だとグダグダ過ぎて待ってられない事もあるんだろうけど、中国人同僚が質問した時もまだ質問までたどり着いてないうちに勝手な憶測で変な主張を開始したり、まぁなんというか、「おい、話聞けや。」と思う事が多かった。

あとは、「何でもやります」アピールも強すぎるとウザい。「このジャンルの中で一番やりたいことは何ですか?」と聞いているのに、「こういう事をやれたらいいなーとは思うけど、実際には厳しいと思うし、子供もいるし家庭もあるし(以下どーのこーのと言い訳やら違う話が続く)」とかもう人生諦めきってるのが見えてしまうと、もう情けないというか、「だから他の会社落ちるんだなー」と思わずにいられないのであった・・・。
一応クリエイティビティな職業なんだからさ。奴隷根性もきつすぎると聞いてて辛いわけで。
200人を面接した同僚も、「ね?だから彼は受からないんだよ」と言っていたが。
不思議だ、作品はちゃんとしてるのになぁ。。

そうそう作品といえば、中国ならではの話もあって、提出作品が本人作とは限らないらしい!
「うそー!まじ?あり得る??」と私が聞いたら、件の同僚曰く、「いっぱいある。僕はたくさん自分の作品が提出されてるのを見てきた」だそうで。。。ドン引きです・・・。
その後の会議でも、「試験やらさなくていいの?作品は本物?大丈夫?」って上司から確認された・・・。「日本ではないだろうけど、中国ではよくあるから、ははは」だそうです。

今日本当に完全に中国語と関係ないな・・・。今後面接を受ける人の参考に・・・、ならんかな??