ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

新年と病毒について

皆さんいかがお過ごしかな。中国的には「あけましておめでとう」ですよ今日は。
という私は、スペインからこんにちは、でございます。

本当は「スペイン楽しいでーす」的な記事を上げたいところなんだけど、なんか中国がやばすぎてそんな気分になれない。
私は普段は全くニュースチェックしない人なんだけど、何人もの中国人から新型コロナウィルスの情報をもらってて、今日久々に会社の社内チャットをチェックしてみたらどえらい事になってた。

普段の中国の新年(春節)は、「あけましておめでとうお年玉」(中国語的には「红包」)をウィーチャットで分け合う(??)のがここ数年の習慣で、以前の会社の時には社内グループチャットではお年玉大会みたいになってて、お年玉をゲットした人たちが「谢谢老板」というメッセージを大量に付けてくるので(大抵は、土下座してる絵付き)、私はそれがうざくて、今年もまた谢谢老板大会なんだろうなーと思って全くチャットを見てなかったんだわ。
でもこちらにいる中国人と話してて、「武漢は全ての交通がストップして、封鎖された」とか、「多分上海も学校は休校になるだろう」という話になった時に、ふと「うちの会社も休業にならんかな?」という、小学生的な「あわよくば」な気持ちが発動し、社内チャットを見てみたら、なんかマジでやばかった・・・。
もちろん「谢谢老板」もあったんだけど、それ以上に、現地の人達からの生の声のスクリーンショットが拡散されていて、心臓に冷水を浴びせられたような気持ちになった。(日本語が弱くなってるから、気持ちをうまく表現できないもどかしさよ・・・。)

一部翻訳して書くと、「大晦日なのに、防護服を脱げないからまる一日飲まず食わず。脱いだらもう換えがないから脱ぐことができない」(注:防護服は使い捨てらしい)、「防護服も防護メガネもマスクも全て使い切った。武漢はもう持ちこたえられない」「看護師長が泣いてる。主任も泣いてる」「受付には大量の病人がいるけど、特効薬もなくて、自分本来の抵抗力に頼るしかない状態だ」などなど、ニュースで聞くのとは全然違う生々しさ。
・・・これ武漢だから他人事みたいにどこかで思ってる自分がいるけど、後から調べたら、既に上海でも日本でも患者が出ているし、スペインでも一人患者が出たそうだ。(日本もスペインも、武漢からの旅行者)
スペインに住んでる中国人の友人は既にマスクを購入したと言ってたし、「中国はきっと品薄になってるから、大量に買って帰れ。防護メガネも忘れずに。外から帰ったら、外で来た服は絶対に寝室に入れるな。」とアドバイスされている。・・・怖いよ。。
私は普段から外着と部屋着は分けてる派だけど、人から真剣にこういうアドバイスをされるとかなり怖い。
パンデミック寸前の状態に思えるけど、後は二次感染がどれぐらい強力かに拠るのかな。
春節の時期にこうなったのは、中国にとって吉か凶か???
数日後にはまた民族大移動だから、やはり二次感染の強さ次第か・・・。

ところで、武漢の封鎖の件は、中国人の友人は「愚かな市長のせいで、封鎖の時期を逸した」と酷評していたが、私的には「さすが中国」と評価していたりもする。
日本政府ならもっと後手後手で、いつまでたっても「封鎖」の「ふ」も実現できずに取り返しのつかない事になっていたに違いない。というかむしろ拡散させ、、、おっとこの話題はこの辺で。

ちなみに中華系の一部航空会社は、中国への航空券の無償での返金を始めたらしい。
・・・とここでまた小学生的な「あわよくば」を発動させる私の中の悪魔。「うちの航空券も無償での返金交換になれば、このままセビージャにしばらく滞在できる」とかいう・・・。いや、別に無償で返金じゃなくても自分が決めればいいことなんだけど。ほら、きっかけが欲しい訳よ。一応会社員だからさ。

・・・・・・・。いや、意志薄弱なだけか。本当は、決めてしまえばチケットを変更する事はいくらでもできるもんな。

とりあえず数日様子見する。