ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

《白日梦想家》The Secret Life of Walter Mitty

《白日梦想家》という映画を見た。原題は「The Secret Life of Walter Mitty」、邦題は「LIFE!」。
通常は「どんな映画が好き?」と聞かれたら、「ハリウッドの娯楽大作」と答える私であるが、もしかしたら一番好きなカテゴリーはこちらかもしれない。
ちょっと滑稽な部分とか現実的じゃない部分もすごくありつつも、シナリオがきちんと練られていて、最後に向かってきちんと収束していって、さいごはほんのり幸せを感じられるという。・・・つまりいわゆるハッピーエンド。
ハリウッド映画でのハッピーエンドのパターンにおける最大の欠点は、最後はヒーローとヒロインがキスさえしていれば全て丸く収まると信じ切っている安易なお約束なんだけど、この映画はハッピーエンドでももうちょっとほんのりしてて、私好みなのだ。

・・・おっと危ない。映画ブログではないのだった。では中国語参ります。

沃尔特是一个爱做白日梦的杂志社底片资产部管理主任。他经常会进入某种 “出神”状态,然后幻想自己做了一些不可思议的事情,但回到现实,其实自己并没有想象中那么富有传奇色彩。某天,当西恩·潘饰演的冒险摄影师尚·恩康诺发来的图片不见后,沃尔特决定亲自前往寻找。从而开始了一段不可思议的冒险旅程。

これは百度で出て来たストーリー紹介。中国語勉強したい人はどうぞ!

と言いつつ、私も翻訳の練習でもしてみようかなぁ。

沃尔特是一个爱做白日梦的杂志社底片资产部管理主任。
ウォルターは、白日夢を見がちな雑誌社の資産部管理主任。

・・・ちっ。いきなりまとまりの悪い文になってしまった。
「白日夢を見がちな」は「資産部管理主任」を修飾してるわけだけど、位置が離れすぎてて「白日夢を見がちな雑誌社」と一瞬見えるところが気にいらんなぁ。
外国語の翻訳文が読みにくいのはこういう構成があるからだよなぁ・・・。
ウォルターは雑誌社の資産部管理主任で白日夢を見がち。
これぐらいまで文の構造を変えれば、日本語っぽくなるな。

他经常会进入某种 “出神”状态,然后幻想自己做了一些不可思议的事情,但回到现实,其实自己并没有想象中那么富有传奇色彩。
彼はしばしば一種の「ぼんやりした」状態に入り、自分が不思議な事を行う空想をするのだが、現実に戻ると、その実自分には空想中のような豊かな伝説的な色合いは全くないのであった。
前半はいい。若干翻訳臭が漂ってるが、まぁ読める日本語と思う。しかし後半が厳しいなぁ。「传奇色彩」って一体どう訳したらいいのだ。「富有」とかも入れづらい言葉やなぁ。。。うーん、いろいろ調べて見たけど、今の私にはこれ以上の訳は出て来ないので、とりあえずこれでいっとく。

ちなみに「幻想」は一瞬そのまま「幻想する」と訳したくなったけど、それでは今回は意味が違いすぎるので、辞書を見てみたら、「空想する」なんていうぴったりの訳がきちんと載ってて、「辞書万歳!」と思ったんだけど、さらに調べると「空想」という中国語もあるのな。(´・ω・`)
うーん、ここが中国語のムズイところで。。逆に日本語の「空想」を中国語に訳すなら、どっちを使うんだ?
類義語辞典も見たけど、私の持っている本にはこの区別が載ってなかったので、とりあえず、私の記憶にある限りでは「幻想」しか聞いた事がない事を根拠に、まずは似た状況では「幻想」を使う事としよう。

某天,当西恩·潘饰演的冒险摄影师尚·恩康诺发来的图片不见后,沃尔特决定亲自前往寻找。
ある日、ショーン・パンが扮する冒険カメラマン、ショーン・コナーが送ってきた写真が無くなり、ウォルターは自ら探しに行く事に決めた。
・・・うーん、冒険カメラマン?そんな訳でいいのか??名前もなんか適当に音訳してみたが、どうなんだ。名前の訳に関して中国人は非常に適当だから(英語→中国語、日本語→中国語 等。映画やアニメのキャラクター名とか、いくつもの音訳が存在する事が多い)、こういう場合は、英語→日本語音のカタカナを付けた方がいいなぁ。でも今日はもういいや・・・。

从而开始了一段不可思议的冒险旅程。
それによって不思議な冒険の旅が始まった。

・・・なんか、たった4行なのに結構疲れたぞ・・・。しかも相当辞書調べたし。見てざっくりの意味を掴むだけなら全然楽勝なのになぁ。一字一字意味を考え始めると、本当は理解してない事に気づかされるわ。というか、翻訳ベースで勉強してないから、理解の仕方が違うんだよなー。ずっとそれでいいと思って来たけど、翻訳する事でニュアンスがよりはっきりするなぁ。
なんか勉強になるような気がしてきた。これ、またやろ。

一応、参考までに日本語サイトから取ってきた紹介文を貼っときます。

LIFE誌の写真管理者として毎日地下鉄に乗って通勤し、変化のない日々を過ごすウォルター・ミティ。彼の唯一の楽しみは、むなしい現実から逃避する刺激に満ちた空想をすることだった。そんなある日、LIFE誌の最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気付いたウォルターは、カメラマンを探すため一大決心をして一歩を踏み出す。


では最後に映画に出て来た中国語メモ。

■胶卷 フィルム
■底片 ネガ
■封面 表紙
・・・ま、どれも辞書に載ってるので、普通に覚えればいいんですが。というか現代の生活だと多分使う頻度が低すぎてすぐに忘れると思うけど。。フィルムとかネガとか、生活の中に既に存在しないもんなぁ・・・
(「FAX」という言葉が時々教科書に出てくるのを思い出す。いつも、そんな言葉覚える必要がどこにあんのよ一体、と思う・・・)
ま、次回出て来た時に「そういえば前も調べたな」と思えればそれでいいや、とりあえず。
そういえば、「胶卷」は時々出て来るな、映画で。
ほら、「映画のフィルムは燃えやすいからどーの」とかさ(笑)タランティーノの映画で出て来てたわ。
覚えておくと良いよ!(嘘です。すいません)