ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

隔離の話1

さて、中国での入国について、続きです。
今回は小区での手続きについて。(ただ、各区によって違うと思うので、参考程度に)

私は11日夜にタクシーで自宅に辿り着いた訳ですが、タクシーの運ちゃんから「小区にはどこも入れてくれないよ」と言うので(実際、出入り口にその旨張り紙があった)、ゴロゴロと大荷物を引きずりながら小区の入り口へ。

実は「小区」という概念、中国で暮らしたことのない日本の人には分かりにくいと思うんだけど(私は普段は「団地」という書き方をしたりしている)、中国での地方自治体での最小単位に当たると思う。今回改めて意識したんだけど、社区という言葉や、街道とかいう言葉もあるんだけど、どれも小さい単位の自治体。(街道は少し大きくて、「区」の下ぐらい。上海とかだとそれぞれの「区」がめちゃめちゃ大きいので、更に区分訳されてる。以前は全然聞かなかった言葉なので、比較的新しく導入された概念かもしれない。そして、場所に寄るかも。)
小区にはそれぞれ「居民委员会」(一般的には、省略して「居委会」と言われる)と呼ばれている組織があって、大抵は数人の職員が働いている(私の知る限りだけど)。日本だと何になるのかよく分からないけど、まぁ地区の管理委員会みたいなのが各団地ごとにある感じかな。団地って言っても上海とかだとめっちゃでかいから、何百人規模を管理してる事になると思う。
で、今回のコロナの場合、各小区の権限で結構対応を決めてるところがあって、以前ネットなんかでは、「日韓からの入区禁止」なんていう不穏な張り紙を出してる小区も見た事がある。知り合いのところも日本から戻った時にひと悶着あったとかで、うちはそんな過激組織じゃなかったので良かった。(今更気付いた。)
念の為、スペインから戻る前に同僚に頼んで状況は確認済みだったけど、やはり一人で処理しきれるかどうか、不安ではあった。(「あんた中国語話せるんだから問題ないよ」ってよく言われるんだけどさ、書類系はまだまだ不安なのだ)

さて具体的にどんなだったかというと、戻った時にまず入り口に用意された用紙に必要事項を記入。これまたどこから戻ったのか、フライト名、パスポート番号などなど。で、門番に「明日から隔離になるよ」と言われたので、「じゃあちょっと先に食い物買ってくる」と、近くのコンビニとスーパーでとりあえずの食料確保(ちょびっとだけ)。具体的には居委会に聞くようにと言いつつ、普通に中に入れてくれたので、とりあえず家に戻る。
翌朝、早速電話が複数w・・・だが音を消していたので気付かず爆睡していたら、朝9時過ぎからマスクを付けた居委会の人たちが自宅までやって来た。
必要用紙(何か分からんけど、多分隔離の同意書的な物と思われる。今思うと白い用紙にサインとか気持ち悪いが・・・)にサインをして、体温表を渡された。今後14日間朝晩書いてね、と言われ、承諾。

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買い物等どうすればいいのか尋ねると、「後で居委会に来れば通行証を渡すから、小区の出入りの時にはそれを使いなはれ」という事で、午後には通行証をゲット。
隔離という名前であるが、外にも出られるし、仕事には行かなくていいし、楽勝である。・・・と思ったら、翌日には状況がまた変わって、マジの隔離になってしまった。^^;

長くなって来たので、次回に続く。