ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

中国からの国際送金(境外汇款 )20206月版

今日は中国は618のセールでした。(気付いたらもう日が変わってた!)
618は、多分最初に始めたのは京东だと思うんだけど、今は淘宝とかもやってるし、まぁとにかくネットでいろんな店がセールをするので、ちょっとお高めの物で欲しい物がある人にはとってもお得です。300元買う毎に30元の割引、とかあったりするので、安物より高いものを買うのがお得かな。
私は618前の、6月頭のセールで(多分、淘宝が618に対抗するために始めたんじゃないかと推察)、いいコーヒーミルを買ってしまってあったので、今はそんなに欲しい物はないんだけど、ちょこちょこはチェックしてます。618は、当日とかのタイムセールだけじゃなくて、16〜20の間の割引もあったりするので、まだ明日も引き続きショッピングかな。

さて今日は中国の銀行で国際送金して来ました!!
準備、大変だったわ・・・。分かってたけど。
しかし、今回はまさかの、1回で成功という偉業を成し遂げました!!

と大げさに騒ぎたくなる程度には国際送金はレベルが高い(=面倒)な手続きではあるので、皆様の参考に今回提出した資料と注意点など書いてみます。

1 パスポート 原本(当たり前だが)
2 就业证 原本(おそらく、働いてない人は国際送金できない)
3 纳税证明(名前がパスポートと一致する必要あり。漢字名になってないか注意。苗字と名前の順番に注意。)
4 企业证明(うちの会社の誰々が、何年何月の給料をどこどこ銀行の誰々の口座に送る事を証明します、という内容。会社の捺印必要)
5 工作合同(会社の捺印必要。名前がパスポートと一致する必要あり。これまた漢字はNG)
6 收入证明(会社発行。会社の捺印必要)
7 流水单(給料が振り込まれている銀行の出入金明細。口座のある銀行で発行してくれるので比較的簡単)

以上です。わーい!楽勝だね!!

ちなみにこれは、民生银行の場合です。違う銀行だと少し違う可能性はある。特に、4の企業証明とかは以前は必要なかったし、銀行に寄って違うかもしれないので、事前に電話などして確認しておくのがベスト。(電話は、銀行全体の代表よりも、支店代表の方がいいです。理由は、銀行に寄っては「必要書類は支店に寄って違う」などと言うところもあるため。更に言うと、担当者に寄っても違う可能性もある)

国際送金に関しては、やはり年々厳しくなっているようで、今は会社側に用意してもらわないといけない書類などもかなりあり、何もない状態からスタートだと時間が掛かる可能性があるので、必要な方は1ヶ月ぐらいは余裕のある状態で準備を始める事をおすすめします。
(数年前に同じ手続きをした時には、口座内での外貨両替に至るまでに、私は7回は銀行に行った。必要書類は今よりも少なかったにも関わらず。。。通訳に電話もさせて、銀行にも一緒にでかけて、言われた書類を持っていっても「これじゃダメ」って突き返されてさ・・・。今でも愚痴れる)

今回はそれに比べたらもう比較にならないぐらいスムーズなんだけど、参考までにどこが難しいかなど、整理してみます。


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1 パスポート 原本

はい、何も難しくないですね。皆さん必ず持ってるはず。でももしビザの更新時期なんかと重なった場合は注意。

2 就业证 原本

働いてる人は持ってるはずなので、これまた問題ないですね。ちなみに、働いてない人は中国からは海外送金できないと思う。理論上中国での収入がないわけなので。

3 纳税证明

現状中国では、税務用のネットアカウントを持っていれば、自分でパソコンから印刷できます。
会社で取ってきてもらうか、自分で税務署に行ってもいいです。自営業の人とかはどうなってるのかちょっと分かりませんが、とにかく必須です。
注意点としては、とにかく名前。
納税は、漢字の名前でもできてしまうのと、苗字と名前の順序もどちらでも構わないため、銀行の口座開設名やパスポートと一致しなくなる可能性があります。
必ず確認して、必要があれば税務局で名前を変更してもらいましょう。
変更は税務署(税务局)でできるけど、どの税務署でも良い訳ではなく、「勤務先の会社が登記している税務署」に行く必要があるため、会社側にどの税務署で登記しているのかの確認が必要です。
会社が突然登録地を変更したりもするので、事前に確認は必須。
名前変更には、できれば中国人を連れて行った方がいいです。手続き自体は簡単なんだけど、見本のないややこしい文書を手書きさせられたりするため、中国語レベルが相当高くないと厳しいです。担当さんがとても親切、もしくは「こいつのレベルじゃしょーがねーな」と思ってくれると、見本を書いてくれたりする事もあります。

4 企业证明

上にも書いたけど、「うちの会社の誰々が、何年何月の給料をどこどこ銀行の誰々の口座に送る事を証明します」という内容。

今回民生銀行からの指示では、必須事項として、
・送金する人の氏名
・送金先情報(銀行名、銀行の住所、口座番号、名義人の名前)
・働いている会社の名前と捺印
などが求められました。自分でワードとかで文面を作って、会社で捺印してもらえば大丈夫。
うちの会社は捺印の規則が大変厳しく、ハンを押して貰うだけで3日ぐらい掛かるので、そういう会社だと時間が掛かるので注意。

5 工作合同

働いてる人は必ず契約書があるはずなので、これも問題ないですね。
注意点は、
・会社印必須、名前などの間違いがないこと。
・苗字と名前の順番も一致している方がいい。
・漢字名は不可。(私は以前それで失敗した)
今回の私の場合は、もともと持っていた契約書に、自分の名前のスペルの間違い、会社名の間違い(なんでや)など、間違いが多数あったのと、後から苗字と名前の順序の問題が出たため、2度作り直してもらいました。。。

6 收入证明

会社員なら会社の人事部が発行してくれるはず。
私の収入は過去1年で結構変化があったので(試用期間が9掛け、その後昇給)、「過去1年分の平均」で出してもらいました。
計算方法が決まってるのかな、と思っていたけど、うちの人事の場合は、「今の月収から計算するか、過去1年で計算するか、どっちにする?」などと聞いてくれました。
これまた名前の一致と捺印をお忘れなく。

7 流水单(給料が振り込まれている銀行の出入金明細。)

口座を持っている銀行の支店で印刷できます。
今どきの中国の銀行場合は、おそらくネットバンクの機能で自宅でも印刷できたりすると思うけど、口座を持ってる銀行で出すのが一番安全。
流水单は、印刷条件を絞れる事が多いので、銀行でどのパターンが必要なのか確認しながらやるのがベターだけど、基本は全出しがおすすめ。
本来は、給料の入金が確認できれば問題ないんだと思うんだけど、海外送金の際には、出金分(買い物などの出費)でなんらかの控除ができてお得になるようなので、(いやー全然意味が分かってないけど、銀行の人が「この出費は大きいからなるべく計算に入れて上げるわね」と言いながら計算してた)、給料の入金情報以外も念の為全部印刷して提出した方がいいです。

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以上です。
正しく全書類を出せば一回でも行ける事が分かったのは私にとっては大収穫でした!
まぁ事前準備に相当時間かけてるけど・・・。

 

というわけで、下の写真は銀行の人がまとめた資料。基本私が提出した分と申請書でこの量。どや!!

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ちなみに銀行で一番問題になったのは、去年の税金をどう計算しているのかという問題。
まぁ税務署から出てる書類を出してるんだから正しいはずなんだけど、入社した時期の税金がなぜその月なのか(例えば1月入社なら2月に給料が入金されるが、納税時期がいつなのかは私は知らない)とか、額がなぜその額なのか計算が分からない(これまた私には分からない)とかで、銀行内部でもずっと議論。
最終的には、なんとかしてくれたけど、なんかよく分からない説明書を一緒に来てくれた同僚が書かされてた。。。(^_^;)
この討論が長かったので、それがなかったらあと30分ぐらいは速くできたかも。
中国ではこのパターンが結構多いよな。なんか特殊な状況だと、状況を説明する文書を書かされて(文面は向こうが言ってくれるんだけど)、それにサインして提出させられるパターン。不思議だわ。日本だとないよなぁ・・・。

はい、という訳で、翌日には入金通知が先方の口座から届き、無事に海外送金が完了しました!
ちょっと味を占めたので、また近日中に送金を試みるかも。