ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

アプリ「語学プレーヤー」レビュー

NHK出版が出している「語学プレーヤー」というアプリを皆さんはご存知だろうか?
自分自身の中国語の学習方法がまだ確立されてなかった頃に、目につくアプリや勉強方法を片っ端から試した時に出会ったのであるが、最近このアプリ内でNHKのラジオ語学講座の音源が手に入る事を発見したので、ラジオスペイン語の6月号を購入してみた。
携帯だとこんな感じになっていて、アプリから直接音源を購入できる仕様で、なかなか便利!(Kindl○見習えよ)

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購入前に、だいたいの内容も見れる。↓

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購入画面↓

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購入後の画面↓

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音声を流しつつ、本文が表示されているのが素晴らしい!↓
しかも、ちゃんとテキストデータになってるので、選択してコピーして他のアプリにペーストできるのがナイス!

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と思いきや、これ。orz↓

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。。。本文と語彙説明以外、全くその他の例文等の説明なし!手抜きかよNHK出版。。。(-_-)

ちなみにIpadにも同アプリがあり、携帯で買えば同じ物をIpadでも見ることができる。
↓こんな感じ。まぁ画面が大きいだけだけど、IpadだとNotabilityとの連携が便利。

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というわけで、まとめ。
このアプリのいいところ。
・音声と同時に本文が見れる。(ただし本文以外、何もない!)
・スピード調整がかなりできる。(だがもっと調整が自由なアプリはいっぱいある)
・CDを買うより安い。(ただし録音が編集してあるせいで、リピーティング用の部分などがない)
・再生の範囲指定なども一応できる。(ただし別の音源に進んだ瞬間に全てを忘れる)

欠点。
・音声を出力できない!購入した音声はこのアプリ内でしか聞けない。

というわけで、「かなり使える」けど、痒いところに手が届かない部分がかなり多い。
多分、このアプリだけで勉強が完結できる人はいないんじゃないかなぁ。
「電車とかで音声を聞いてちらっと本文を眺めれたらそれで良い」みたいなのを作った側は想定しているのかもしれないが、これでさらさら頭に入るほど語学は甘くないんだよなー残念な事に。
私的にかなりイラッとくるのは、音声出力もできないくせに、リピーティング用の部分もないところ。
「では誰々さんに続けて発音してみましょう」という部分はあるんだけど、その後が、「センテンス」→「空白」→「日本語」→「文法説明」→「次のセンテンス」という謎構成になっているせいで(多分時間を節約したかったんだと思うけど)、リピーティングの練習には全然使えないのだ。
例えば、0.8倍の速度で再生してたとすると、日本語の説明も全部0.8倍になって、使えたものではない、という・・・。
・・・。
アプリの設計自体も、本来ラジオの時の内容も悪くないのになぁ。最終的にこうまとめてしまったか、という残念感が漂う。
無能が作ったか、無能が仕切ったか。なんか「簡易版なんで!」っていうなめたオーラが出てるんだよなー。
今時さぁ、ラジオやらCDなんてむしろ亜流で、携帯こそが王道だという事に早く気付いてくれないかなぁ。むしろこっちに本気出せばいいのに。
NHKのラジオ語学講座の品質自体はむちゃくちゃ安定してて、最高レベルと思ってるけど、なんというか「ラジオという機械」とか今時使ってる人いなくね?っていう部分がなぁ・・・。
まぁそこそこ使える(動く)アプリを出してるだけましなのか。

ところでこれも最近発見した事なんだけど、NHK出版はCD以外にMP3のダウンロード発売もしていたりする。そちらは1ヶ月分は980円とか(うろ覚えだけど、アプリ版の1.5倍ぐらい)するので、もしかしてMP3版はもう少しちゃんとしているのかもしれない。買ったことないからわかんないけど。
あともう一つの可能性としては、もし言語ごとに独立してコンテンツを作ってるなら、別の言語は全部にテキストがついてたりする可能性もなくはない、・・・けど、どうかなぁ。

というわけで、次回はこの微妙な音源の私的活用方法を書く、かも。