ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

小学館 日中・中日辞典(第3版) 2製品の比較

久々辞書の話。
私のメイン辞書として長らく不動の地位を保って来た小学館の「日中・中日辞典」。
とうとう別の辞書に乗り換える時がやって来ました!・・・て、乗り換え先も小学館の「日中・中日辞典」だけど・・・。

ずっとHMDTが開発した「小学館 日中・中日辞典」を使ってたんだけど、今回物書堂版の「小学館 日中・中日辞典」を購入してみました。 ↓こちら。

小学館 中日・日中辞典(第3版)

小学館 中日・日中辞典(第3版)

  • 物書堂
  • 辞書/辞典/その他
  • ¥2,800

といいますのは、物書堂が今4月のセールをやっていて、辞書全般が安いのです。
この辞書も通常4000円程する筈なので、持ってない人はこの機会に買うといいかも!

ちなみに、HMDTからも同じ内容の辞書が出ているので、持ってない人は、こちらもあり。 ↓

中日・日中辞典【第3版】

中日・日中辞典【第3版】

  • HMDT Co., Ltd.
  • 辞書/辞典/その他
  • 無料

けどこれ、無料と書かれているけど、アプリをDL後に内部課金で4000円程出さないと使えないので注意。いやらしいよな、書き方が。お試しすらないのに無料って何や。
ただ、第二版からの旧ユーザーは、多分2000円ぐらいで買える筈なので、HMDTの古いバージョンを持ってる人はHMDT版の方がお得ですな。

実は私はこのアプリは持ってないんだけど、旧アプリの第3版(知ってる人は知ってるだろうけど、かなりゴタゴタした話なので、説明は省略。今度別で書きます)をずっと使ってきたので、大体の使い勝手は知ってます。
どちらをより薦めるかというと、正直どちらも一長一短があり、微妙なところです。
すごーく微妙なところだけど、現時点ではHMDT版を薦めるかもしれない。
でも今物書堂版が安いからね。完全にどちらも持ってない人は安い方がいいかもね。
以下、少し比較してみる。(但し、HMDTは最新版ではない)

■物書堂版のいいところ
・今、安い!(笑)
・アンド検索ができる。
大辞林などの辞書に直接飛べる。(持ってる人限定のメリットだけど、なかなか便利。)
・他アプリが対応さえしていれば、電子書籍などからこの辞書の内容を直接調べられるらしい。(実はこの謳い文句につられて購入した。・・・が、私が使っているアプリ(Kindle、当当云阅读)はどれも未対応っぽく、無理だった(TдT))
・検索で大量の例文の下の方を見てる時も、簡単に中日、日中辞書に飛べる。(HMDTの私の持ってるバージョンは、切り替えメニューが隠れてしまって、またトップまでズルズル戻らないと切り替えができなかった)
・履歴がワンタッチで見れる。しかも、表示履歴と検索履歴の2つを別で記録しているところも良い。
・検索文字をスワップで消せる。慣れると地味に便利。

■物書堂版の残念な点
・表示の綺麗さが、HMDTと比べてしまうと、相当見劣りがする。ただのゴシック体なので、画数の多い漢字などは細かい点を確認しづらい。
・辞書内からさらに検索したい時の挙動が微妙。まだ文字列を選んでる途中なのに、即座に反応しすぎて、漢字一文字だけとか、違う部分で検索しようとするため、何度もやり直しが必要。
・UIの挙動が若干微妙。検索のためのキーボード、スライドで消えてくれても良さそうなんだが、消すために特定の部分をタップしないといけないのがちょっと面倒。
・中日の検索で、ちょっとした内容を表示してくれたらいいのに。(HMDTはできる)
・手書き入力の切り替えがついてるけど、挙動がかなり謎。Iphoneなら本体に手書き入力機能があるんだから、別にこれはいらないんじゃ・・・?
・例文のお気に入り登録が個人的にはやり辛い。(長押し→表示されるメニューからの選択)

・全体的に、UIのの挙動が古くさい。スライドでのメニュー出現ではなく、長押しやら、特定箇所のタップが必要なので、なれていないと面倒に感じる。

■HMDT版のいいところ
・もしHMDTの旧アプリ(「第3版」の文字がない方)を持ってるなら、HMDT版の方がさらに安い。
・表示が抜群に綺麗。フォントを独自開発しただけの事はあって、画数の多い漢字の細かい部分とか、文字が見やすい事この上ない。
・例文のお気に入り登録がワンタッチ
・結構頻繁にアップデートされていて、かなり真面目に開発している模様。リリース当時に比べたら断然使い勝手は上がってるので、今後の使い勝手の向上に期待できるかもしれない。

■HMDT版の残念な点
・履歴がワンアクションで見れない。(階層が深すぎる)
・私の持っているバージョンは、非常に安定性が悪い。(が、現状のバージョンではおそらく改善されていると思う)
・直接国語辞書に飛べないので、いちいち文字列のコピペが必要
(例えば、「岛屿」の意味を調べて、「島嶼」という日本語が書かれているんだけど、これを一発で理解できる人は少ないだろう。アホらしいが、さらに国語辞典で「島嶼」を調べる必要があるわけだけど、そういう時に直接国語辞典に飛べるのはかなり便利なのである。
話はそれるが、小学館は、あまりにも同じ漢字の日本語訳にすることを重視しすぎているように思う。第一義として選ぶべきなのは、もっと分かりやすくて現代日本語に対応した言葉でしょう。中国では普通に使われている言葉でも、同じ漢字の同じ意味の日本語はほぼ古文だったりするし・・・それを第1義として当てはめるのはどうかと思う)
・お気に入りとブックマークが分かれている。(悪いけど、私にはデメリット。一つで良い)

 

以上、あくまで、古いHMDT版との比較ですがこんな感じです。ご参考まで。
私はこのまま物書堂版を使い続けるか、かなり悩み中。
やっぱり画面の見づらさがなぁ・・・。HMDT版を知らなければ普通に使い続けられるんだろうけど、向こうが異様に綺麗だからなぁ。
メインで考えていた機能(他アプリからの連動)が今の環境では意味がない事が分かったのでかなりしょんぼりだけど、もうしばらく試してみてからまた考えましょう。