ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

質問に答えてみる回(辞書に載ってない中国語 番外編)

コメント欄で最近の中国語について質問が出たので、少し考えてみる企画。

「公共汽车」
私の普段の生活では全く使いません。ブログ等で「もう使わない」と書いている記事なども見た事がありますが、中国人(北方人)に確認してみたところ、「公式な言い方」として残っているようです。でも「聞くことはかなり少ない」だそうで。
まぁ意味だけ知っていればいいのではないでしょうか。
大陸では「公交车」「公交」、台湾では「公车」が一般的かと思われます。
(ちなみに「公共汽车」は、「誰とでも寝る女」「ビッチ」の意味で罵倒にも使えるそうです^^; わぁい)

「同志」
老百姓の普段の会話には出てきませんが、政治家などは言います。最初の挨拶で、「同志们好!」とか。あと警察官同士なんかも使うかもです。(警察官がいる場で聞いたことがある記憶がうっすらあります)
あとこの言葉は確か、スラング的な使い方で「同性愛者」の意味があるんだよな・・・。だいぶ前(10年以上前)に聞いた話なのでうろ覚えなのと、今は逆に既にそんな言い方をする人はいないかもなんだけどw
でもまぁ使うには注意が必要です。個人的には、政治的なニュアンスも強く感じるし、正直、外国人が使うには難しいと思うので、別の言葉で代用するのがおすすめ。っていうか逆に、「この言葉ってそもそもいつ使うの?」と思って改めて辞書を引いたら、「誰々さん」の「さん」にあたる意味がある(あった)んですね・・・。
というぐらい使わないです!!

ちなみに、同性愛(もしくは同性愛者)の事は、「同性恋」とか「gay」とか言う事が多いです。逆に異性愛者は「直男」「直」とか。「他是直吧?」(彼はストレートでしょ?)とか。まぁ英語からの直訳ですな。

「小姐」
これは、教科書等では「悪い意味があるので使わない方が良い」などと書いてあったりもするんだけど、実は使う人もまだいます。ただしかなり少数派。
お店とかで、お店の人から客の女性への呼びかけは、「女士」(超正式)、「美女」(庶民的な店で使う感じ)かな。
逆にお客が女性店員に対して呼びかける場合は、一番一般的なのは「服务员」、でも「美女」もOK。男性店員になら「帅哥」・・・か??(いや聞いた事があった気がするんだけど、さすがに自分では使わないのでうろ覚え)
「美女」はやはりちょっと庶民的な気さくな感じ。(慣れない頃は「わぁ!美女って呼ばれた!!」って引いてたけど、そんな大げさなニュアンスではなくて、「ちょっとそこのお嬢さん」ぐらいのノリ(多分)。

そうそう「哥」で思い出したんだけど、多分教科書とかでは勉強しづらいであろうノリで、同僚についてやたらと「哥」とか「姐」とかが出てくるというのがある。
例えば、会社でのチームリーダーとか、ちょっと年上っぽい人なんかは、よく「**哥」とか「**姐」とか呼ばれている(**の部分は、苗字も名前もどちらもある)。日本語だと「**先輩」みたいな感じと思う。(学校の先輩後輩でも使える、多分)
個人的には、慣れるまでは「えええ!アニキって!!」と思ってたけど、慣れてみると、なんだか尊敬と親しみがこもった呼び方で、なかなかいいなぁと今は思っていたりする。
ちなみに私も「苗字+姐」で呼ばれていた事があるんだけど、私の苗字は漢字二文字なので、それにさらに「姐」をつけるとなんだかゴロが悪くて、「普通に苗字だけでいいのになぁ」と思ったりもしてた。
中国でもさすがに、明らかに目上の人に対して名前の直読みは若干失礼な感じがやはりある(日本語ほどきつくないけど。)ので、意外とみんな、相手をどう呼ぶかは気を使っていたりするのだ。
女性同僚が管理職の同僚に対して、「みんながそう呼んでるから私もそうしてたけど、私の立場であなたの事を「老*」と呼んでいいものかどうか・・・」と聞いていたのも見たことがある。
・・・からの「老**」「小**」だが、これはかなり普通に使う。(この2つは教科書等でも普通に出てくるので、中国語を勉強してる人ならみんな知ってると思うんだけど。)
うちの周りには「老杨」「老朱」「老陶」などがいる。けど、「老」は女性には使わないな。「老婆」はみんな使うけど。
「小」は私の周りでは少なめ。どうやら「**ちゃん」に近い可愛いらしいニュアンスになるので、会社なんかでは少ないが、女性にも使える。以前の会社では若いマスコット的なイケメン男性社員(性格もなんか可愛い)が「小**(下の名前)」で呼ばれていた。

「哥」「姐」に対して、「妹」と「弟」が会社で出てくるかというと、これまた出てくる。
例えば若い女性の同僚の事を「妹妹」と読んだりする。「どこどこの部署の妹妹も参加するから」とか。
(私の大好きな小説「红楼梦」のヒロインは、「林妹妹」と呼ばれたりする。)
「弟」の方は、名前をつけて呼ぶのは私は聞いた事がない。「小弟」(自分のアシスタント的な立場の同僚)とか「徒弟」(弟子)とかのニュアンスが強いかも。
「我的小弟要离职了」とか。・・・なんか実感のこもった例文になってしまった。(^^;)

あ、ちなみに、哥哥姐姐弟弟妹妹は、いとこについても頻繁に使う。最初は「兄弟ちゃうやんか!」って思ってたけど、もう慣れたww
「うちのいとこのお姉ちゃん言ってたんだけど」が「我姐姐说——」になる感じ。(この表現で日本語訳しにくい部分は「弟弟」と「妹妹」。なぜか日本語には、「いとこのお兄ちゃんお姉ちゃん」はあっても「いとこの弟ちゃん妹ちゃん」という表現はないので・・・)
表哥表姐表弟表妹もOK。堂哥堂姐シリーズは、南の人は一般的には使わない。(本当は父方のいとこは「堂」,母方は「表」という区別があるんだけど、少なくとも南の人は区別せずに全部「表」で言います。中国人に確認済み)
なので、本当の兄弟姉妹か、いとこかを確認する必要がある時は「亲妹」「亲哥」などを使います。「是你亲妹妹吗?」とか。若い大人世代は一人っ子が多いからね。

「劳驾」
私は実際の生活ではほぼ聞いた事がないです。全く聞いた事がない訳ではない(と思う)ので、使う人はいると思うんだけど、少数派かなぁ。
確か、混み合ったエレベーターの後ろ側から降りたい人が言っているのを聞いた事があって、その時に「あ、言う人いるんだ!」と思った記憶があるので、使わない訳ではないけど、どちらかというと少数派と思われます。
「通じなかった」というお話がコメントで書いてあったけど、シチュエーション的に、通じていても反応しなかった可能性もあるかも?と思いました。例えば単純に声が小さかったとか。(^^;) だって逆に、大きな声でそばで何か言われたら、意味が分からなくても反応するt思うので・・・。
あとは、「劳驾」の場合、その後に続くセリフが問題なので、「続きがすぐに来なかったから無視した」とかもありえるかも??すごく忙しい場合とか。
ちなみにだけど、私自身は使わないです。(ほぼこの単語を忘れてたレベル(^o^;))
誰かに声を掛けて何かを質問するようなシチュエーションなら「不好意思,——」とか「打扰一下,——」とか「请问一下,——」とか「我想问一下,——」とか、あわせ技の「不好意思,打扰一下」とか「打扰一下,我想问——」とかで生きてる感じです。

・・・ちょこっと質問に答えてみようと思ったら、ひどい長文になってしまった・・・。皆さんの参考になれば幸いです!