父がワクチンの1回目接種を受けたらしい。
日本でも接種は本当に始まってるんだな。良かった良かった。
ちなみに一緒に行った母は、体調の関係で医師からストップが掛かり、2週間後に改めて接種に行くそうだ。（持病（？）の帯状疱疹が出ていたそうで。「今は絶対ダメ！」と言われたらしい。）
ところで某ツイッター上で、インドからの日本人帰国者について、「入国禁止しろ」という暴言、おっと、「意見」が目についた。
が、実はそういう人が指しているのは「外国人の入国」ではなく「自国民の帰国」だったりする。
この際だから書くけど、私の知る限り、「自国民の帰国」を拒む国家というのは聞いたことがない。（内戦状態とか戦時中とかだと知らないけど。）
コロナで外国人の入国を拒否している国家は多いが（一時期の中国も、労働ビザを持っていても入れなかった。うろ覚えだけど、去年の今頃とかそうだったような？）、自国民が帰国できないという状況はほぼないと思う。（もちろん帰国後の隔離はあるとして）
日本人帰国者を見て「入国禁止しろ！」と声高に叫んでる人を見ると、私は非常に複雑な気持ちになる。自分が言われているのと同じだから。
日本は自己責任論が主流だし、日本人が海外で何らかの障害に出会った時に、「同胞を助けなければ」という世論にならない国だというのはよく知ってる。
今回も多分ずっと日本でしか暮らしたことがない人が深く考えずに「ウイルスを持ち込まれる」という恐怖心から雰囲気に流されて言ってるだけだとは思うけど、本当に嫌な国民性だなぁとは思う。
インドに限らずだけど、命からがら何とか帰国した人に対して「どうせ自分から好きで行ったんでしょ。自分が悪いよね」ってあざ笑ったりするんだろう。
こういう、海外から帰国する人を軽い気持ちで差別したり拒否する人は怖い。
しかもこれが少数派という訳でもないというのが日本の恐ろしいところだ。
日本国内でも、例えば田舎の方で「東京から帰って来ないで欲しい」と他人の家族に圧力をかけたりするとかもあるらしいので、まぁ日本在住の日本人同士でも同じ事が起きてはいるんだろうけど。
分かり合えない事も分かっているが、せめてうちの記事を読むような、つまり、外国語を勉強したり好んで海外の情報を取ろうという心意気のある人には、国際的な視点を持ってもらいたいなぁとか思ったので書いてみた。
