先日高校の同級生から連絡が来た。
同窓会の連絡と一緒に、「総会誌を発行するから600字ぐらいで寄稿して欲しい」との事であった。
どうやら私が中国在住であるという点に目をつけたみたいなんだけど、どうしたもんか。
私はまぁ、ここを見ている皆様は御存知の通り、目的のない文章なら書こうと思えばいくらでも書ける。・・・んだけど、毎度筆が進みすぎて話がまとまらない事この上ない人間である。そしてひねくれ者で斜に構えがちなので、そつなく感じのいい毒気のない文章を書くのはかなり苦手だったりする。
方向性がさっぱり見えなかったので、過去の寄稿をいくつか参考に送ってもらったんだけど、内容はかなりいろいろで、まぁ平たく言えば何でもいいっぽい。
ちなみに私が見た文章はこんな感じ。
・医師（そつのない、普通の医師っぽい文章。臨床がどうとかこうとか、心のケアがどうとか。文章を書きなれている印象）
・助産師（高校卒業後の経歴から、出産讃歌。生まれたての赤ん坊は海の匂いがするらしい！）
・クリエイティブ・ディレクター（文章が下手すぎて何が言いたいか分からなかった）
・フランス系化粧品元マーケティングディレクター（東大に進学し、その後フランス系どーのこーの、と主に経歴自慢。東大何々学部という言葉がしつこく意味もなく何度も出てきた割に、最後は「結婚できずネコと暮らしている」という意味合いの文で終わらせていたあたり、実際は自己否定感が強いと見た）
・フォトグラファー（有名人撮影の経験など）
・司法書士（某大手銀行勤務後どーの、と主に経歴自慢）
・某有名カード会社 シニアディレクター（高校時代スクールカースト低めな思い出＋最近の同級生との交流など）
・翻訳家（元外交官。経歴など）
・旅行会社 チーフ（仕事の話＋趣味の劇団の話）
・インド在住某大手企業社員（インドの日常の話）
・自営業（過去の海外生活の話など）
そんなに真面目に読んではないけど、県内有数の進学校だっただけあって、全体的にレベルが高くてびっくり。外交官とか何だかすごい。・・・まぁそりゃいるか。
いくら進学校卒業生とはいえ、全員が最前線で活躍してる訳ではないと思うけど、寄稿では上澄みを選りすぐってるのか、なんだか各業界のトップレベルの人材が揃っているような印象。
そして、海外物は全体的に面白かった。インドの方の文章を読んだら、中国の生活なんて全然普通の文明国だと思った。
そして、なんだろう、女性の書いた文章の方がマウンティングの気配が強くて、男性の方がフラットな感じを受けた。
偶然なのか、どうだろう？？
・・・私はどうしようかなぁ。
マウンティングをしようと思えばいくらでも嫌味な文章も書けるけど、書いても別にお金をもらえるわけでもないし、何の意味もないよなー。むしろ後から自分の気分が悪くなるであろうという、逆効果が待っている。
かと言って、くだらない話を書くのもなかなかに難しい。愚痴は書きたくないし、なるべくならフラットに淡々とした文章にしたいところだけど、何を書けばフラットになるんだ？？
中国生活の面白話って、絶対愚痴になりそうだし、経歴をきちんと書くとマウンティング臭が漂いそうだけどどうだろう。今努めてる会社は日本では有名じゃないからそうでもないか。
でもせっかくだから、以前努めてた超大手の経歴ぐらいは書きたいよなぁ。ほら、「せっかく」だからｗ
さーて何を書けばいいんだろうなぁ。
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・・・その後夜中4時に思い立ち、ちょろちょろーっと思いつくままに書いてみたら、1700字も書いてあった。どんだけ長文書きなのよ。
これを3分の1まで減らすのか・・・。
