ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

中国で投資に悩む話(1)

日本ではNISAやらIdecoやら、また新しい制度ができるようで、政府はめっちゃ投資オシっぽいですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今まで公開してなかった(んじゃないかと思う)んだけど、私は投資についてはまぁまぁなやらかし人生である。
ITバブルの時に株を高値でつかんで暴落してみたり、ビットコインが流行った時に高値で掴んで3日で暴落してみたり(これ、マジ。例えじゃなく本当に暴落の3日前ぐらいに買った。。)、香港で年金保険に手を出してもうすぐ10年になるのにまだ損益分岐点を超えてないとか、、、書くとだんだん気分が滅入ってくるぐらいにはまぁまぁな経験者である。
レバレッジに手を出してないのだけは自分を褒めたい!
ここ数年は「私って投資の才能もないし運もない」とも思ってたんだけど、Youtubeなんかで投資関連の動画とかをダラダラ見ていると、真剣に見てる訳でもないけどいつの間にかそこそこ勉強にはなってたみたいで、だんだん負ける原因(?)やら、何が正解か分かってきた。・・・ような気がする。
むしろ、「それ、投資の天才以外絶対に負けるやつ」というのを選んでやっていた。・・・事が分かってきた。
同僚に「最初は危ないのから始めたのに、どんどん保守的になって来たわ」と話したら「みんなそうだよw」とあっさり言われた。そうか、そんなもんであるか。(いや、そんなことはない、多分。普通にちゃんと安全な商品しか買わない人もいる)
「中国人はめっちゃ投資好きでしょ?なんか買ってる?」と聞いてみたら、「全部嫁さんに任せてるんだけど、去年とか相当負けてたよ。いつも「これだけ損した」って報告されるよ」だそうだ。

私は今は普通にNISAでS&P500か全世界インデックスに突っ込みたくて仕方がないんだけど(投資歴ウン十年にして、初心者はそれ一択だという事実に今更気づいた)、海外在住者はNISA枠が使えないんだよなー。というか、正式には海外居住者は日本ではほぼ普通の金融商品での投資はできないと思う。不動産投資とかは多分できるんでしょうけど。。
せっかく最近やっとまともな投資商品がどんなものか分かってきたのに、投資する権利がないとか、悲しいんや。(;_;)
で、それなら中国で投資ができるかというと、これまたほぼできない。
中国で、外国人に売買が許可されている金融商品は、ほぼ保険商品のみ。中国人なら超低額から、携帯でワンクリックで投資ができる簡単な商品すら外国人という理由で拒否されるので、私の人民元ベースの資産としては、普通預金と各種定期がほぼ全て。Orz
証券会社とかで直接購入とかはできるかもだけど(以前語学学校の先生からセールスされたことがある・・・Orz)、それもまぁまぁリスキーだよね。

で、最近起きた出来事。
私の給料振込先の銀行からある日営業の連絡が来た。(私はワイマイの配達連絡以外の電話に出ない主義なので、銀行アプリ経由で連絡が来た)
簡単に言うと「めっちゃオトクな保険商品(意訳)があるから買わないか」という話。
現金をダブらせてるのもどうかという気持ちはあるし、ちょうど帰国前で日本円も少し下ろしたかったので、予約をして銀行まで話を聞きに行ってみた。
どうやら彼らは私の預金の詳細をチェックしていたようで、事前に準備されていた保険商品の試算とかも見せられたんだけど、毎年まぁまぁな金額(日本円なら7桁ベース)を積み立てて、毎年配当がつくというタイプだった。
あぁ、これ知ってるやつだ・・・。
20年ぐらい放置すればかなり増える(意訳)と勧められて香港で買ったのとほぼ同じじゃん。(そしてコロナ不況で全然予定通りに行ってないとか。。Orz)
今回勧められた物は、10年目とかでそこそこのボーナスが出るとからしく、「60歳で退職するなら、今から始めれば60歳の退職の時にはこれこれこれぐらいの金額になるから、その時点で解約して日本に持って帰ればいい」と勧められた。なるほど。ボーナスがつくのは香港のよりマシかなぁ・・・。
でもすでに、予定通りには行かないというのを知っちゃってるんだよね、ワタクシ。。
「定期だけだと、今は不況でどんどん金利が悪くなるから、この商品がすごくいい」と超早口で営業トークされたんだけど(周りがうるさかった事もあって、実はあんまり聞き取れてなかった・・・)、既に似たような物を米ドル建てで持ってるんだし、結果がそうそう予定通りに行かないのも分かってるし、同じような物をまた人民元ベースで始めるのも微妙だなぁと思って、「なんか他にないのか」と聞いてみたら、もっと低リスクの別商品が出てきた。
「日本人は保守的だから、これも計算しておいたw」だそうで。(このセリフも中国人の友達に伝えたら「どの国にリスキーな商品が好きなやつがいるんだ!」って突っ込まれたけどww アメリカ人とか?知らんけど)
そちらは完全に決め打ちで、3.01%で固定利率らしい。
どちらも5年で保険料を支払うんだけど(本当は他の期間もあったけど、5年で試算されていた)、「5年以降もずっと複利で回るから、数年たったら利率が下がる(であろう)定期預金よりもいい」という理屈らしい。なるほど。まぁ一理はある。
とりあえずその利回りの表を印刷してもらって、「検討します」と持ち帰ってきた。
正直その時は、現金で放置しておくのも勿体ないし、そういうのもありかなぁと思っていた。
実は今の中国で3%の定期はほぼ見つけられなくなってる。先月までは普通にあったのに、どうやら今まさに景気が悪化してるところっぽい。
私は氷河期世代で、「金利は0.001%」とかで生きてきた人間なので、銀行の預金金利なんてものにはほぼ期待してなくて、「現金が溜まってきたら何となく定期に入れてみる」ぐらいのスタンスで最近はやって来た。(例えば、半年で1%のものと、3年で3%のものが選べるなら、適当に比較して、オトクっぽく、かつ我慢できるレベルの定期にちょっとずつ突っ込んでおく、ぐらいの感じ。預金口座を定期的にチェックとかは全くしないし、期待値も低いせいで、過去の利率がどれぐらいだったかとかも全然覚えてないレベル。。)
・・・日本の人からしたら「3%?!?!なにそれすごい!」って感じかもだけど、私のように将来どこに住むか分からない人間にとっては、結局為替レートのリスクを背負ってるから、レートが少し動けば簡単に吹き飛ぶ程度の金利に一喜一憂しても意味ないんだよねぇ。そこそこの種銭を20年ぐらい複利で回せば理論上はひと財産になるはずだけど、やっぱり氷河期世代日本人には想像しにくい部分でもある。定期という名前の印象が悪いのかも。w
それに中国はやはり金融に関して開放している国ではないので、あんまり長期の商品は持ちたくないというのもある。10年後に引き出す商品とかさ、ほぼ絶対に中国にいないと思うし、例えもしめっちゃ金額が増えてたとしても、政策が変わってその時に外国の通貨に換金できなかったりしたらどうしようもない。(すでに今現在でも、以前の会社の給料を銀行で日本円に変えるのとかは、かなり難しかったりする。できなくはないけど。)
もし将来ビザが取れなかったら中国に住む事すらできないんだし、それでお金を海外に持ち出すこともできなかったら、「その金どうすんの・・・」ってなるよね。(-_-)・・・中国で起業とかか??うーむ。
というわけで、もろもろ考えると、やっぱ元ベースの長期商品はリスクが高すぎる気がする。
ただ、まぁそれでも、当面使う予定がない金を少し分散しておくのもありかなぁとも思っていた。・・・当初は。
例えば、おすすめされた金額の半分ぐらいの金額を、さらに6:4ぐらいに割って、2つの商品にわけておいたらまぁまぁマシかなぁとか考えていた。
でも何だかとにかく気乗りがしなくて、催促されてもダラダラと逃げてたんだけど、とうとう推しに負けてもう一度銀行に出向く約束をしたのが先週土曜。もう少し確認したい疑問点もあったし。
で、その前日、たまたま別件で友人とチャットをしていた時に、ふと思い出して保険の話を聞いてみた。その友人はかなり面倒見のいい人で(姉御タイプ?)、銀行の金融商品と聞いて「知り合いの銀行屋に聞いてやるから商品の詳細を送れ」と言ってくれた。
・・・結果、お知り合いの銀行さん曰く「名前は保険と言ってるが、所詮は投資商品にすぎない。很一般」だそうだ。。
結局、私がすごくプッシュされているのは、「絶対にお得ですぐに売れてしまう商品だから今のうちに買え」という事ではなく、単なるノルマとかではないかと思われた。実はそこが分からなかったんだよねww
前日の時点で「もう迷うのはやめた。7:3の割合にしましょう。明日契約しに行くために車を手配するから」とか強引に言って来たので(本当に「もう迷うのをやめた」と言われた。。)、「いや、まだ確認したい事もあるから車の予約はしなくていい」ときっぱり断り(えらい!!w)、ちょうど予定が空いていた友達にお願いして約束していた銀行まで来てもらった。
今思うと、彼女の予定がちょうど空いてて、しかも雨の日だったのにわざわざ遠くから来てくれて、本当にありがたかった。中国生活、まじ友達大事だよー。(社交嫌いな自分が残念すぎる。。)

・・・全然書き終わらんので、次回に続きます。