ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

「歯が!歯が!」リターンズ5 点滴編

本日も歯医者に行ってまいりました。
もうね、前回痛すぎて(「麻酔なしって戦場かよ!」とのコメント頂きました〜!!)、今日は行く前から緊張で下痢をする始末。(ヤワい!)
とりあえず物は試し、ということで、先生に「あのー、今日は麻酔を打ってもらえるんでしょうか?前回痛すぎて、今日も緊張で下痢してます」と伝えてみたww
ら、先生(今担当して下さっているのは、なかなか素敵な中国人美人女医さん。今までに何人か中国人女性歯科医に診てもらったことがあるけど、この方が一番好き)、「そんなに痛かったのに言わなかったの?確かに膿を出す時は麻酔をしても効果がないけど、じゃあ今日は痛かったらすぐに言ってね、痛くないようにするから」との事で、スタート。
結論から言うと、前回に比べたら天国だったんだけど、途中で痛さで体がびくついて、先生に「痛い?」って聞かれたので、「はい」と言ったら、・・・「坚持!」と言われた。。。
えっと・・・。それ、痛いって伝えた意味はどこに・・・・・・。
(坚持は、日本語にするなら、「我慢して!」とか「頑張って!」ぐらいの感じでしょうかね)
でもまぁ中の炎症的には相当良くなってるそうで、「次は3日程開けて、次回根幹治療を続けられそうか見てみましょう」となった。・・・って、根幹治療、まだ始まってなかったのかwww
そして本日のお値段は、CTも撮ったので1000元。もうな。。。覚悟はしてるからいいけど。
「雑よりいい!」と自分に言い聞かせてるよあたしゃ。
明日から3日間は病院に行かなくていいので楽だ!やっとひとやすみできる感じがする!っていうか溜まってる仕事をするんだけどさ。
「しっかり休んで、夜更かしとかしないようにね」と先生から釘も刺されたので(なんでバレた!とちょっと思った)、なるべく残業しないようにせねばな!

さて、ここからは前回予告していた点滴話。(過去の話になります)
中国では、歯科医院での抗生物質の点滴を政府が許可してないとかで、歯科医院での治療で、飲み薬の抗生物質で回復が間に合わない場合は、点滴を打てる病院に回されるのがまぁまぁ普通っぽい。(以前行った別の日系歯科医もそのような事を言っていた。「知り合いの病院で点滴してくれるから、炎症がひどかったらすぐにそっちに回しちゃう」だそうだ)
・・・と書いて気づいたけど、日本だとどうなの?こういう場合。私は日本でここまで酷い状態に陥った事がなくてよくわからんのだが。炎症がひどくて点滴するとか、あんまり日本で聞いた事がないんだけど、普通に歯科医でもやってるのかな?

中国では、総合病院の中の歯科なら多分病院の梯子をしなくて済んで便利なんだろうけど、私は今回は知人から紹介してもらった日系の歯科医院なので、点滴のために病院の梯子をする羽目に。

ちなみにですが、中国の総合病院ではちゃんと歯科が併設されています。日本みたいに、「なぜか歯科は個人医院に行くしかない」とかいう事はないです。
そして上海だと、大きな公立の歯科センターみたいなところもあって、大量に患者を捌いてるっぽい。(実は私の会社で加入している保険では、総合病院の歯科もカバーされてて保険が実は使えるんだけど、いくら無料でも朝6時とかから並んだりするのも嫌だし、「抜け」と言われるのも怖くて、個人医院を選んでしまったのであった。。)

さて、先週日曜の診察で「点滴行って来い」という指令を受けたので、歯医者から近くて大きめ公立の同仁医院へ。
ちなみに同仁の歯科は、知り合いの中国人も勧めていたので、まぁまぁいいのかも?

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↑日曜だったけど、急患じゃなく、普通に開いてました。中国の公立の綜合病院は土日も結構開いてるイメージ。

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↑中は思った以上に小綺麗で清潔感もあっていい感じ。日曜だったのもあり、人も少ない。

歯科は5階だったので、とりあえず5階の歯科受付でぐちゃぐちゃーと説明したら、病院の診察カードをすぐに作ってくれて、「これで挂号を取って来い」と言われ、また別の受付(?)に行って挂号のお支払い。
この「挂号」の概念がねぇ、私は未だによく分からないです。
日本とシステムが違いすぎて、日本語訳もできない気がするんだけどどうなんでしょうか。「初診料」にあたるのかなぁ。簡単に言うと、「診て欲しいなら先に払え」ということなんだけど。中国では、後払いにしちゃうと支払わずに逃げる人が多いから、こういうシステムらしい。世知辛いw
とにかく、言われるがまま18元を支払い(安い!w)、すぐに診察室へ。
んでまたグダグダーっと「別の病院で診てもらってたんですけど、点滴が必要と言われまして〜」と説明したら、「腫れてるのどこ?」「何日ぐらい腫れてるの?」と簡単な問診があっただけで、ちらっと顎を見て、口の中も見ずにあっさり点滴を処方してくれた。(まぁ元の歯科医が説明を書いた紙を用意してくれてたからだと思う)
「じゃあ1階で点滴代を支払って、薬局へ行って薬剤をもらって、点滴打ちに行って」と言われ、この辺のシステムが私的には「??????」な訳なんだけど、「後は全部1階なんですね?もう5階には戻って来なくていいんですね?」とだけ確認して1階へ。
「点滴代を支払うって何やー。どこでやー。意味わからん〜〜〜」と思いながら、なんか「支払い」とか書いてあるところへ行って、「点滴代が〜〜」と言ってみたら「は?何言ってんの。意味わからないんだけど。診察カード出して」と言われて、カードを見せたら、すでにきっちり情報は共有されていて、「はい151元ね」とあっさり決済。
それから「薬局はあっちね」と言われ、薬局へ。
薬局では先程もらったレシートを渡したら、すぐに薬剤を用意して渡してくれます。(というか、ほぼ「既に用意されていた」状態。↓)

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↑このように、点滴の材料を直接くれます!wwうーむw
ちゃんとビニール袋もくれたのが地味にありがたかったw
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↑こちらは、1日目終了後に家で撮り直してみた写真。

「これで3日分ね。**(多分「盐水」と言っていたと思う)は点滴室で直接用意してるからね。明日以降はここに来なくていいから、直接点滴室に行って点滴してね」と教えてもらい、次は点滴室へ。

点滴室はこんな感じ。↓

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座席番号から見ると、80席以上用意されていて、長丁場の戦いに備えて近くにトイレも併設されています。(紙はないw)
ここでまた番号札を取って、受付へ。特に並んだり待たされたりする事もなく、事前にもらっていたバーコード付きのレシートを渡すと、それを読み取って今日の分の薬剤を取り分けて、残りは返してくれる。
ここでは支払いなしw ホッ。
座席番号をもらってその席で待っていると、点滴道具を用意した看護師さん(医者かも?わからん)がやって来て、点滴を打ってくれる。

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私の場合は点滴が3本あったので、ひとつ終わる度に呼び出しボタンを押して看護師さんに薬剤を入れ替えてもらい、全部終わったのは3時間後!
毎回薬を入れる前には名前も確認され、バーコード付きのシールやら何やらも機械で読み取って確認していたので、薬の打ち間違いがないように相当きちんと管理されていると感じた。
ちなみに、初日は針を打つのに2回失敗されて、痛かったwww(2日目も1回失敗、3日目に初めて一発で入ったw)
日本で点滴って手の甲に刺す?私の経験では腕だったんだけど。中国は手の甲が標準っぽいんだけど。手の甲はかなり痛い。

2日目と3日目は、薬剤を持って直接点滴室へ行って、同じ事の繰り返し。
支払いはその後もなしだったので、点滴に関して「処置料」みたいなのは発生しないっぽかった。(少なくともこの病院では。)

大体こんな感じ。
「歯が歯が」シリーズ番外編、点滴のお話、如何だったでしょうか?
私的にはなかなか異世界な経験だったんだけど。
なんだろう、とにかく「都度払い」と「先払い」でシステムが組まれてるから、日本と全然違うんだよなぁ。

だんだん中国のベテランになって来た気がいたしますよ・・・。