ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

中国では野菜を洗濯機で洗うのかどうか

最近Youtubeで見た件。

2ch創設者のH氏(伏せ字にする意味はよくわからんけど、まぁなんとなく一応。)といえば分かる人も多いと思うんだけど、この人の言う「中国ってこうなんです」は、実は私から見ると結構嘘が多かったりする。今日はちょっとその件を書いてみたい。
とはいえ(って彼の口癖や)、私も結構H氏のトークは好きだったりするし、まともな事を言ってる割合も実は多くて説得力もあると思ってるんだけど、大多数の日本人が知らないであろう事で、私が知っている事実と全く違う事をしれっと言われると、「真顔で息をするように嘘を言うなぁ」と思ってしまう。
最近見たのは、中国の洗濯機の件。
H氏いわく、「中国の洗濯機には野菜を洗う機能がついてるんです。なぜなら中国の野菜は農薬がひどいから」という趣旨の事を言っていた。(うろ覚えなので、原文とは少し違うと思う)
えっとですね、私は10年中国に住んでいて、洗濯機に関しては7台使った事があるけど(中国では家具は部屋に備え付けなので、引っ越す度にその部屋のを使うため。今の部屋なんて、小さいのと大きいのの2台もある)、そんなものは見たことも聞いた事もない。洗濯機は服を洗うためのものです。
100歩譲って、もしかして「服を洗う洗濯機ではない、野菜専用の洗う機械があると言いたかったのかもしれない」とも考えてみたけど、そういうものも別に普及してない。しかも、私の記憶が正しければ、「服を洗う洗濯機で野菜も洗ってる」というニュアンスで言ってたし。
同僚にも確認した。
「そんなん知ってる?」と聞いたら、「は?何それ?どこで聞いたの?誰が言ってるの?そんなの見たことも聞いた事もない。そもそも、食洗機すら普及してないのに、なんで野菜を洗う機械があるの?論理的に破綻してるじゃん」だそうだ。
まぁ私的には論理的には破綻してるとは思ってないんだけどさ。(洗濯機に「野菜モード」があるような口ぶりだったし。それなら作れなくはないとは思う)
同僚が言うように、食洗機も全然普及してない。ただ、食器を乾燥消毒する機械は、お金持ちや、小さいこどものいる家は持ってたりするっぽい。今の家にも作り付けで熱風が出るっぽい機械がある。正直、入居の時には食洗機じゃなく消毒だけの機械と知って大変がっかりしたものだが・・・。(その後、私は一度たりとも電源を入れたことはない。)
こちら↓ 熱風で食器を乾かしてくれるっぽいが、「食器は放置すれば乾くやん。私は洗って欲しいんや」としか思えない・・・。
(入居の時に、「え?!乾かすだけ?使えねーな」とぼそっとつぶやいたら、「いやいや、食器を入れておけばいい!」と不動産屋に力説され、それもそうだと思ったので、単に食器置き場と化している)

それから、衣類用の乾燥機も普及してないです。
こっちのドラム式は乾燥機能がないのが普通だし。
ただし、中国の農薬がひどい、少なくとも皆が相当気にしているというのは本当です。食器洗い洗剤で野菜や果物を洗うのも普通です。
こっちの食器洗い洗剤には「野菜も洗える」と明記してあったりするし、食品用の高級洗剤とかも売ってたりするし、料理をする際には野菜を事前に長めに水に漬けておいたりして、皆さんかなり気にしてる。
こちら、今の我が家の洗剤↓(以前の上海ロックダウンで支給されたwなんかちょっと懐かしいな)

明記してある↓

例えば会社でりんごを食べるなら、洗剤で洗って皮ごと食べるとか、そんな感じ。一度、同僚が「大きいりんごがあって一人じゃ食べ切れないから、少し食べる?」と切り分けてくれた事があるんだけど、事前に「洗剤でちゃんと洗うから、皮ごとでいいかな?」と確認されたものである。
(ちなみに、まるごとのりんごをガリガリかじってる人はこっちでは普通にいっぱいいる。まぁ私も日本でやってたけど、あんまり日本で他の人がそれをやってるのを見た覚えがないんだよね。中国人って果物が好きだからか、3時のおやつに果物を一個食べる人が周りに多い)

ちなみに私の場合は、皮ごと食べる果物を選ぶ事が少ないので(今はりんごも皮を剥くし!)、普段の果物に関してはささっと水で洗うだけ。皮ごと使ってはちみつ漬けにする事が多いレモンなんかは、洗剤で洗って、重曹で洗って、さらにお湯にも漬けているけど(あとで農薬が染み出して来たら嫌やん?なんとなくw)、皮をむけない野菜とか果物は、なるべく「有機野菜」の表示があるものを選んで、一番外側はなるべく剥いて、10分ぐらいは水に漬けるようにしてる程度。

なんとなくもやもやしたので書いてみた。日中相互理解の一助になれば幸いです!!