ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

中国人の音感について

最近中国人と話していて、面白いと感じた話題があるので共有したい。

私の周りでは音楽や踊りをやっている同僚や友達が結構いて、時々その手の話になる。
日本の大多数の人は知らないと思うけど、そもそも中国人(漢民族)は音感もリズム感も悪い。日本にいた時は、日本人はリズム感が悪いと思っていたけど、比較にならないレベルで中国人の方がやばい。音痴も多い。
ただし台湾には耳の良い人がたくさんいるので、おそらく民族的な遺伝的特質ではなく、教育と文化が関係しているんじゃないかと個人的には思っている。
(ちなみに、別方面での日本人との比較なら、骨も筋肉も強いし、骨盤も広くて足も長いく、頭は小さくて髪はサラサラストレートが多いし、体格は相対的には日本人より美しいと思っているので、中国人をディスりたいという訳では無い。)

さて同僚にLというギターを嗜む子がいる。以前ドラムも練習していたし、音楽理論を勉強したり、中国語の標準語(なぜw)を練習したり、映像を作る仕事をしていたかと思えばプログラムやスクリプトも職業レベルで書けるという、多芸多才というか多趣味というか、いろんな事に興味があり過ぎてちょっと頭の中がとっちらかっているというか、でも相当頭の良い人だ。(こういう人、日本語で何て表現するんだっけ?器用貧乏という感じでもないので、適当な言葉がちょっと見つからない。)

ある日このL君とダベっていたら、少数民族漢民族の歌舞音曲についての差の話になった。
同僚L「この話知ってる?中国の56の民族のうち、55の民族はさ、宴会の時に食べて飲んだ後はみんな歌を歌って踊り出すんだよ。でも残りの56番目の民族だけはさ、宴会でホラを吹き出すんだ。それって漢民族なんだけどっ。」
だそうでwww
なるほど。。。自覚はあるんだな。
いや、まじで、そうなのよ。少数民族の知り合いは多くないのでそちらはおいておくとして、ともかく一般的な中国人(ほぼ漢民族)って、自分はできもしないのに上から目線で語る人がめっちゃめちゃ多い。
この、「自分はできもしない」というところがミソというか、失笑ポイントなんだけど、何としてでも上から目線で相手を言い負かさないと気に入らないらしい。(そして、もし言い負かされたりすると大抵は黙りこむので、そこで会話終了となる。「そうなんですね、勉強になりました」とかは、ない。)

ある日、スペインの歌のオンラインクラスのグループチャットでこういう話題になった。
生徒J「この歌は平均律じゃないから、観客には音を外したように思われるんだよね。私がある日ライブで歌った時も音を外したと思われてさ」
生徒P(一応そこそこ歌える人。クラスの通訳も担当)「だから結局はどう歌ってもいいのよ。」
ちなみにこのJちゃんPちゃんは、私が見る限り、中国人の中でも特に耳が悪いお二人である。「観客に音を外したと思われた」は、まず間違いなくほぼ100%彼女が音を外したんだろう。
自分の低レベルを平気で観客のせいにしちゃうあたり芸事に向いてるとは思えないが、中国人の超絶自信のせいで、自分の才能が世間的にどの程度のレベルなのか、客観的に見て向いてるか向いてないかとか判断できないんじゃないだろうか。
ちなみにPちゃんも歌を志した動機は似たようなもので、「踊りでは中国で第一人者になれない事が分かったから歌に転向した」とからしい。私からしたらひどい動機であるが、ある意味ブルーオーシャン理論??合理的っちゃ合理的??
謙虚な日本人を見慣れた身からすると、「どの方面でもいいからとにかくトップを取る!」という目的意識(??)は尊敬に値するし、見習える点もあるとは思うけど、やっぱり56番目の民族らしい言動だなぁとは思う。

別の日にL君と話していて、前述の歌のレッスンの時の話をしたら、またL君が中国人分析を始めた。
L君「昔の中国の歌手はね、歌の内容を分かって歌ってたんだ。でも今の歌手はね、音を取ってるだけで意味なんて考えないんだよ。前に見たんだけど、軍歌(と思う)みたいな勇ましい内容の歌を女性が歌ってて、バックダンサーはマッチョで力強く踊ってるのに、歌手だけこんな風に歌ってたんだよ」(ナヨナヨの身振り付き)
だそうで、今時の中国の歌手の歌には魂がないという事のようだ。ww

さらに別の同僚C君と、上司の超下手くそなカラオケを聞かされる事になった時に小声で話した内容はこんな感じ。
ワタクシ「ねぇ、なんで中国人はリズムのある歌を全く歌わないの?なんでこんなのばっか歌うの?」(その日、3人の上司がカラオケで歌ったんだけど、どれもこれも超ヘッタクソなくせにバラードで、もう聞いてられなかったのだった・・・)
同僚C「中国人はこういう、過去を懐かしむような自己憐憫的な歌が大好きなんだよ。リズムがあるものは歌えないの。」だそうだ。。。
私は何も、黒人みたいな超絶リズムを要求してる訳ではなく、普通に、8ビートとかさ、その程度で良かったんだ。音痴のバラードはさすがに聞いてられんわ。。。

・・・なんだかディスりがひどくなってきた。
いろんな意味で中国人のツッコミどころばかり書いてしまったが、少なくとも踊りの表現力に関してはすごい事を付け足したい!
彼らは、「私って超絶美人でしょ〜〜うっふーん」みたいな表現は超得意である!大抵はその表現力に技術が伴ってなかったりするので若干チグハグだったりするんだけど、そこまで抵抗なく自己表現できる事はすごい。
元々肉体が強いというのもあるんだろうけど、それ以上に精神の影響が大きいんだろうなぁ。
そういう感じなので、やっぱり見習うべき点もたくさんあるのです!(よし、うまくまとめた!!!)

では本日の中国語。
ホラを吹く・・・吹牛
メジャーコード・・・大调
マイナーコード・・・小调
転調する・・・转调
楽器を弾く・・・弹琴
楽器を練習する・・・练琴
音を外す・・・走音,走调
絶対音感・・・绝对音感