ヨシコの中国語学習記録

英語上達完全マップの要領で中国語を学習してみる記録

「歯が!歯が!」リターンズ9

今日は久々歯医者シリーズ。最近仕事の愚痴ブログ化してたから歯のネタは久々だなぁ、ってどっちも語学と関係ないんだけど!まぁ中国生活情報発信という事で。
前回から国慶節を挟んだので、かなり久々。今回は何故か1日に2回の予約で、午前と午後に来いというので、丸一日会社を休んで歯医者である。
内容的には根管治療済みの奥歯とその隣の一番奥の歯の虫歯治療で、「何故1日2回?日本でそんな事言われた事ないんだけど」と思ってたんだけど、実は当日中にインレーを作るためだったみたいで、結果的にはすごく良かった!!(同僚の一人も過去にそういう事があったといっていたので、中国では結構あるのかもしれない)
午前中は、根管治療済みの歯の土台作りと仮歯作成、そして隣の一番奥の歯の削り。
根幹治療済みの方は、なんと土台作りから仮歯設置まで午前中だけで一気に終了。多分3Dプリンタで作った仮歯かな?先生もプラスチックって言ってたし。この歯はまだ根っこが安定してないので、仮歯で噛めるようになるまでしばらく様子見。
そして今日一番の衝撃だったのがその隣の歯。この歯は、手前の歯の治療中に境目との虫歯が発見されて治療することになったんだけど、今日午前中に古い詰め物と新規虫歯を削り取って、即日インレーができあがるというスピード!型取りもあの普通のねっちょりしたあれ(名前何?)じゃ無くて、光学3Dスキャン。あれよあれよという間に、セラミックのインレーができあがってる驚きよ。
2回に分けて予約させられたのは、インレー作成の時間を確保するためだったっぽいけど、そもそも当日中にセラミックインレーができあがるのは中国標準なの?きっと自前の技工所を持ってるんだろうなぁ。
で、今日私の人生で生まれて初めてセラミックが口の中に入ったんだけど、これがめちゃくちゃ美しい!!音に聞くセラミックだが、こんなにも美しい物であったとは!!想像以上過ぎて、いくら見ても見飽きない。
この歯はもともと子供の頃にアマルガムで治療済みの歯で、自分ではアマルガムの黒い部分がある状態に慣れっこだったんだけど、やっぱ白いと美しいわぁ。
奥歯だから誰にも見せられないのが残念で仕方がない。さすがに自分の口の中の写真をアップする気にはなれないしな・・・。
前歯とかをオールセラミックにしちゃう人の気持ちも今なら分かる。だって自前の歯よりも全然美しいんだもの!!そりゃ機能的には自分の歯に勝る物はないとは思うけど、このとろりとしたまったりした透明感がなんとも言えん美しさだよね。
ちなみに色については、専門っぽいスタッフさんが色見本と見比べて選んでいたので、技工のスタッフさんが在中していて、見てくれるっぽい。
できあがりの精度もすばらしくて、先生の調整がうまいのか、スキャンが正確だからか、感じられるような段差はほぼなし!
私は、日本では先生が一人だけでやってるような個人医院にしか行ったことがないし、保険治療しかやった事がなかったから一連の全部が初体験だったんだけど、最新技術ってこんなにすごいんだな。中国で初めて最新技術に触れるとか、実はちょっと切ない部分もあるけど、こんなに美しくて1日で処理できて精度も高いなら、以前の銀のかぶせ物を全部変えたくなってしまう。
以前日本の歯医者では、「セラミックだとあなたには固すぎて、周りの歯が負けて割れたりするかもしれない」と言われたけど、やっぱり見える範囲は絶対セラミックの方がいいよなぁ。まぁそもそも中国に銀のかぶせ物とかなさそうだけどさ。
だが!最大の問題(多分)はお値段。
今行ってる歯医者のセラミックは、インレーでも日本円で10万以上、クラウンなら約20万なのだ!!!どーん!
うう、高いよ高いよ。。しかも全部込みじゃなくて、その他診察代やら麻酔代やらレントゲン代やら根管治療代は全部別途。うーむ。
実はセラミッククラウンは先月まで9千元ほどだったのに、突然12000元に値上げしたらしい。涙。
でもまぁ、「え。聞いてたのと話が違うんだけど」と言ったらまけてくれたんだけど!(なんかほんと、そこら辺はすごく中国。「誰に聞いた?○○先生か」というので「いや、初診時の日本語ができる先生」と言ったら、「ああ、9700元か、それならその値段でもいい」とあっさり交渉成立。しかも最初の時点で9掛けで交渉済みなので、さらに9掛け。やったね!いや、ほんと中国に値段なんてあってないというか、言ったもん勝ちというか、とにかく泣き寝入りをしてはいけないなぁと毎回思う。9掛けの部分も、今日は受付が計算を間違えていて「え?9掛けのはずなんだけど?」って言ったら値段が変わったし。)
まぁでも定価より安くなったとは言え、やっぱり高い事に変わりはない。
これに根管治療をプラスすると、さらに別途で7500元(マイクロスコープ使用、以前根幹済みの場合)。
一番問題の歯が最終的に一体いくらになるのか、そら恐ろしいよ。当初は30万円ぐらいを想定してたけど、この調子だともっと行くかもしれない・・・。
ちなみにこの値段は中国の私立で標準的かどうかだけど、かなり高い方だと思う。
根管治療も、別の日系歯科では2000元とからしいし、私が今通っている歯科でも、マイクロスコープを使わない先生なら4000元とからしい。
公立の病院だとどうなんだろう。やっぱ中国はセラミックなんかなぁ。
試してみたい気もするけど、中国の公立医院で大量の病人をさばく様子を想像すると、恐ろしくて行く気になれないんだよなぁ。簡単な虫歯ならいいけど、私のこのややこしい状態では・・・。
ところで、ここ数年問題が起きてる歯は、実は全て昔治療済みの歯なので、ほんと、一旦虫歯になっちゃうと後から後から問題が出るんだなぁと思う。
これからはますます口内環境も悪くなるだろうし、ますます気をつかっていかねばなのだ。